(2025年)一部改良版・三菱の新型デリカミニの発売予定は?単純に車両本体価格が値上げのみになる恐れも?デリカミニの商品力の高さを再度チェック

今のところデリカミニの改良・変更やマイナーチェンジの情報は無し

2023年5月に発売されて、もうすぐ1年9か月が経過する三菱の新型デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini)。

本モデルが発売されて1年後の2024年6月には、初の一部改良が実施され、そのときは「サイバーセキュリティに関する法規制対応」「ボディカラーの見直し」「車両本体価格を+33,000円(税込み)アップ」という流れでした。

2025年モデルに関しては、今のところ私がいつもお世話になっている三菱ディーラーでは改良・変更・マイナーチェンジに関する情報はないそうで、もしかするとこのまま現行モデルを販売するか、シンプルに材料費+物流費高騰による車両本体価格の改定(っという名の値上げ)のみになることも考えられます。

そんなデリカミニですが、改めてその商品力の高さをチェックしていきたいと思います。


アダプティブLEDヘッドライトとLEDフォグランプが装備されている

まずはヘッドライト関係を見ていきましょう。

最近の軽自動車でも採用されているアダプティブLEDヘッドライト (ALH)ですが、デリカミニでも上位グレードT Premiumではメーカーオプションとして設定されるようになりました。

ちなみにこの機能ですが、車速が約30km/h以上でヘッドライトを点灯しているときに、対向車や先行車に照射しないよう、ハイビームの照射範囲を切り替える先進技術。

対向車などを眩惑させることなくハイビームを維持し、遠くにいる歩行者などを確認できるので夜間のドライビングの安心感が高まるのが魅力的な機能ですが、直近の競合モデルとなるホンダN-BOXでは採用されていないため、ある意味で差別化されているので魅力的。

なぜかU字型LEDはデイライトが採用されていない

ただその一方で「ちょっと勿体ないなぁ…」と思うのが、半月タイプのU字型LEDがデイライトではなくスモールランプであること。

個人的には、このLEDライトこそ日中のデイライトとして活躍すれば、遠目から見てもデリカミニとすぐにわかりますし、もう少しデリカミニのキャラクターを上手く活かせたら良いのになぁと思うんですよね…

LEDフロントフォグランプは何気にポイント高め

あとはフロントLEDフォグランプが備わっているのも何気にポイントが高く、特に大雨や濃霧のときは、運転席から最も近い視点で左右の視界がサポートされるので、安全性という点でもフォグランプは魅力的(特に動物などが飛び出してきたときのことを考えると、フォグランプは重要)。

ちなみに競合モデルのN-BOXは、フロントLEDフォグランプが標準装備されていないのがとても残念に思う所ですし、2025年3月以降の一部改良で、ようやくN-BOX Customにメーカーオプション設定、コーディネートスタイルでは標準装備となるようです。

ステアリングヒーターが備わっていて、おまけに全周が暖かくなる

続いては、ステアリングヒーターが備わっていること。

競合モデルのホンダN-BOXでは、グレードに関係なくステアリングヒーターが備わっておらず不満度としてはかなり高いのですが、デリカミニでは採用されていて、おまけにステアリング全周が暖かくなるのは魅力的。

一部の車種だと、3時と9時部分だけが暖かくなる仕様になっていて、特にコンパクトカーではそういった傾向が強く見られるのですが、軽自動車で全周が暖かくなるのは珍しいのではないかと思います。

それだけデリカミニは商品力の高いモデルだと思っています。

駐車場・パーキングチケットが複数設けられている

続いては、駐車場などのパーキングチケットを仮留めできるポイントが2箇所設けられていること。

多くの軽自動車や普通乗用車では、サンバイザー部分にパーキングチケットの仮留めが設けられていると思いますが、デリカミニは、なぜかルームランプの近くにも設けられているんですね。

地下駐車場を頻繁的に利用する身としては、パーキングチケットや駐車の割引チケットなど、何気に複数枚仮留めすることがあるので、そういったときに複数箇所あると意外と便利(1つでも十分すぎるのですが、ついつい2箇所使いたくなってしまうこともあった)。

2ページ目:久々に三菱の2025年2月時点での最新工場出荷目途をチェック!