トヨタ新型クラウンエステートの主要諸元や装備内容で気になるポイントは?燃料タンク容量や燃費性能…そして内装の色味がカタログと実車と異なる?

新型クラウンエステートのココが気になる!

2025年3月13日にようやく発表・発売された、トヨタの新世代クラウンシリーズ第4弾となる新型クラウンエステート (Toyota New Crown Estate)。

グレード展開としては、2.5L HEVのZグレード[E-Four]と、2.5L PHEVのRSグレード[E-Four]の2種類で、それぞれ車両本体価格は6,350,000円(税込み)と8,100,000円(税込み)となります。

クラウンエステートは、クラウンシリーズの中でもファミリー向け?に特化した一台だと考えていて、年齢層も旧世代クラウンエステートを好む中高年層をターゲットにしているものろ推測。

個人的にもちょっと気になっているクラウンエステートですが、主要諸元や装備内容を確認していくなかで気になるポイントをいくつかピックアップしていきたいと思います。


燃料タンク容量は変わらず、HEV/PHEVともにレギュラー仕様

まずは、個人的に最も気になっていたクラウンエステートの燃料タンク容量について。

クラウンエステートでは、現行クラウンスポーツと同じく排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンをベースにしたハイブリッドモデルZ[E-Four]と、同エンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)モデルのRZ[E-Four]の2種類をラインナップ。

ガソリンモデルとHEVモデル、PHEVモデルになると、ガソリンモデル以外はハイブリッドバッテリーを搭載する関係で燃料タンク容量が小さくなるのですが、クラウンエステートはガソリンモデルの設定が無し。

そのため、HEVモデル/PHEVモデルともに55Lの燃料タンク容量なのは意外にグッド。
※PHEVモデルはリチウムイオンバッテリー搭載の絡みで、更に燃料タンク容量が小さくなると予想していた

ラグジュアリー性だけでなく、実用性も兼ね備えるクラウンエステートですが、燃料タンク容量だけでなく、HEV/PHEV共に使用燃料が無鉛レギュラーガソリンなのも有難いところですね。

どうしても「クラウン=高級車=ハイオク仕様」というイメージが付いてしまうため、レギュラー仕様とわかるだけでも購入意欲を掻き立てる要素の一つになるのではと考えられます。

燃費性能はミドルサイズSUVにしては悪くない

クラウンエステートの燃料タンク容量や使用燃料に続いて、燃費性能も見ていきましょう。

本モデルのHEV/PHEVの燃費性能は以下の通り。

[HEVモデル]
・WLTCモード平均燃費:20.3km/L
・WLTC市街地モード燃費:16.4km/L
・WLTC郊外モード燃費:22.9km/L
・WLTC高速道路モード燃費:20.9km/L

[PHEVモデル]
・WLTCモード平均燃費:20.0km/L
・WLTC市街地モード燃費:17.2km/L
・WLTC郊外モード燃費:21.0km/L
・WLTC高速道路モード燃費:20.8km/L
・充電電力使用時走行距離:89km
・EV走行換算距離:89km
・交流電力量消費率(WLTCモード):167Wh/km
・交流電力量消費率(市街地/郊外/高速道路モード):146Wh/km, 156Wh/km, 186Wh/km

以上の通りとなります。

無給油1,000km走行も実現できそう?

こうして見ると、単純計算ではありますがWLTCモード平均燃費となる20km/Lを維持すれば、無給油で1,000km以上走行することも可能になりそうですね。

あとPHEVモデルであれば、バッテリーフル満タンで89km走行可能なのであれば、普段の通勤距離30km~40km程度であれば、ガソリンを消費することなく走り切ることが出来そうなので、維持費という面でも強みは十分にありそうですね。

2ページ目:クラウンエステートの内装カラーが、カタログと実車で大きく異なる?