オレンジは初めて見た!世界限定40台のみ販売されたケーニグセグCCRが競売に登場。当時マクラーレンF1の世界最速記録を更新…予想落札価格は約1億円
ケーニグセグにオレンジカラーの個体が登場していたことも驚きだ
世界最速の直線番長ブガッティに真っ向から勝負を挑んでいる、スウェーデンのハイパーカーメーカー・ケーニグセグ。
大富豪の前澤友作さんも世界限定80台のみ販売されたPHVハイパーカー・レゲーラ(Koenigsegg Regera)や、世界限定125台のみ販売されたジェスコ(Jesko)をオーダー済ですが、そんなケーニグセグが過去に限定40台のみ販売したCCRが競売に登場することが明らかとなりました。
しかも今回出品される個体は、これまで一度も目撃されてこなかった非常に珍しいブライト・オレンジのボディカラーを持ち、その予想落札価格は約9,600万円~約1億円となっています。
欧州に納車されたのは僅か10台程度のCCR
こちらが2021年7月に出品されるケーニグセグCCR。
2004年にスイス・ジュネーブモーターショーにて発表した「ケーニグセグとしては3番目の量産モデル」で、先代CC8Sから大幅に仕様や品質が改善されています。
CCRは、世界限定40台のみ販売されたものの、そのほとんどがアメリカの顧客へと納車され、欧州の顧客に納車されたのは10台程度で、その内の一台が今回の超珍しいブライト・オレンジの個体となります。
シャシーナンバーとしては7011で、2006年5月にドイツの富豪に納車された一台ですが、その後フランス→ルクセンブルグの投資家へと転売され、走行距離も全く伸びずの僅か2,347km。
気になるパワートレインですが、排気量4.7L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力806hp/最大トルク920Nmと当時では考えられないようなスペックを持ち、トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式は後輪駆動(MR)となります。
トップルーフは、後のアゲーラにも採用されたデタッチャブルハードトップを採用し、内装はアルカンターラと本革のスポーツコンビシートを採用。
ブラックを基調としながらも、オレンジのカラードステッチが何とも印象的なインテリアです(センターシフトのスティックがとにかく長い…)。
ケーニグセグの名は、マクラーレンF1の世界最速記録を更新したことで注目されることに
ボディスタイルも宇宙船をイメージしていて、圧倒的な加速性能を得るために徹底した空力パーツが採用されていますが、その影響もあってなのか2005年2月28日にイタリア・ナルドリングに持ち込んで、最高時速387.87km/hというとんでもない最速記録を更新。
当時「絶対に超えることはできない」と云われたマクラーレンF1の最速記録を更新したことでも有名で、そこからケーニグセグの名が全世界へと知れ渡ったという経緯もあります。
2021年6月最新の最高時速記録ランキングはこうなっている
なお参考までに、2021年6月時点での世界最高速記録は以下の通り。
- SSCトゥアタラ・・・532.9km/h
- ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+・・・490.3km/h
- ケーニグセグ・アゲーラRS・・・447.0km/h
- ヘネシー・ヴェノムGT・・・435.1km/h
- ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ・・・431.0km/h
- SSCアルティメット・エアロTT・・・412.1km/h
- ブガッティ・ヴェイロン・・・408.4km/h
- ケーニグセグCCR・・・387.9km/h
- マクラーレンF1・・・386.4km/h
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