日産/インフィニティが2026年度までの新型車を突如として発表!新型リーフ/マイクラEV/ローグ (エクストレイル)/エルグランド、新世代e-POWERの情報も
日産が突如として2026年度までの新車・新型車に関する情報と画像を公開!
日産は2025年3月26日、日産及びアメリカ専売ブランド・インフィニティが、今後販売する新車・新型車の公式&ティーザー画像を一挙に公開しました。
今回は、2025年度から2026年度にかけて投入予定となっている新型車やマイナーチェンジモデル、そして新技術について発表。
まさかのフルモデルチェンジ版・新型リーフ (Nissan New Leaf)やマイクラEVなどの公式ティーザー画像も公開されており、ある意味日産らしいサプライズ発表となっています。
日産公式が公開したティーザー画像含め、どのようなモデルや技術を発表しているのか?早速チェックしていきましょう。
日産は今回、どのような情報を展開している?
こちらが今回、日産公式が発表した新車・新型車に関するティーザー画像。
中央にあるのは次期リーフで、その右隣が次期ローグ (New Rogue、日本名:エクストレイル)だと思いますが、上のティーザー画像はアメリカ市場向けのラインナップになるため、日本向けの新型エルグランド (New Elgrand, E53)は登場していないんですね。
なお日産は、今回以下のトピックスを発表。
●新型車とマイナーチェンジ車でセグメントのカバー範囲を拡大し、ラインアップを活性化
●e-POWERを含む次世代技術で商品競争力を向上
●市場毎にお客さまニーズに合わせた最適な市場戦略を導入
今後の商品ラインアップにおいては、パワートレインに対するニーズの多様化に応えるため、車種毎にハイブリッド技術(e-POWER、プラグインハイブリッドを含む)、次世代電気自動車(EV)、先進的なガソリンエンジンを設定していくと説明しています。
そして、次期CEOとなる現チーフプランニングオフィサーであるイヴァン・エスピノーサ氏は、「今後2年間で、新型リーフや新型マイクラEVを含む魅力あふれる商品ラインアップを構築します。さらに、SUVのラインアップを刷新し、運転体験を向上させます。また、次世代e-POWERは新次元の洗練された高効率な走りを実現します。私たちは最高の日産を体現する商品に投資し、世界中の熱いファンの皆様と日産を支えてくださっているお客さまにワクワクする体験をお届けすることをお約束します」とコメントしています。
新型リーフの基本概要
ここからは、具体的な車種別で見ていきましょう。
まずはピュアEVクロスオーバーへと進化した新型リーフ。
まさかティーザーキャンペーンなども無く、一気にデザインを公開してくるとは…
洗練されたデザインと広々とした室内空間を併せ持つクロスオーバーとして一新された3代目となる新型リーフは、空力性能を大幅に向上させ、先進的なEVアーキテクチャーを採用しています。
2025年半ばより、詳細情報を発表予定
また19インチのアルミホイールとパノラミックガラスルーフを初めて採用し、北米仕様車にはNACS充電ポートを搭載し、日産のEVとして初めてテスラスーパーチャージャーネットワークへのアクセスを可能。
同車は、アリアから採用されたCMF-EVプラットフォームを採用し、さらに3-in-1パワートレインにより効率的なエネルギーマネジメント、優れたパッケージング、走行性能の向上を実現し、現行車比で大幅な航続距離の改善を見込んでいるとのこと。
なお詳細な情報については、2025年半ばに発表する予定とのことです。
第3世代のシリーズハイブリッドe-POWERについて
続いては、新世代(第3世代)となるシリーズハイブリッドe-POWERについて。
日産独自のハイブリットシステムe-POWERには、小型のガソリンエンジンとリチウムイオンバッテリーを組み合わせて電動モーターで駆動。
電動モーターのみで駆動するため、力強くレスポンスの良い加速と、高い静粛性を特徴としたEVのような運転体験を実現しています。
今回の第3世代e-POWERシステムは、効率性の大幅な改善により、現在の第2世代システムに比べて高速走行時の燃費を最大15%向上させることを目指しているとのこと。
2025年度後半より新型キャシュカイより導入予定
新しいe-POWER専用1.5リッターエンジンを採用し、5-in-1システムは、日産の最新のEVパワートレインと主要部品を共有。
第3世代e-POWERシステムは、2025年度後半に欧州のキャシュカイから搭載され、2026年度には北米の次世代ローグおよび日本市場向けの大型ミニバン(新型エルグランド)に搭載される予定とのことです。
北米(アメリカ・カナダ)市場向けの新車・新型車について
続いては、主要なアメリカ・カナダ(北米)市場について。
北米市場ではインフィニティモデル含めて、次世代EVおよびハイブリッド技術を搭載した10車種以上の新型車およびマイナーチェンジ車を投入予定。
2025年度には、アメリカとカナダで新型リーフが最初に発売となり、さらに日産はアメリカにて販売しているSUVのローグにブランド初となるプラグインハイブリッド(PHEV)を追加。
日産のベストセラーであるコンパクトセダン・セントラも、次世代モデルとして2025年後半に発表し、ミドルサイズSUVのパスファインダーをマイナーチェンジ予定。
インフィニティにおいては、3列シートのラグジュアリーSUVとなるQX60のマイナーチェンジモデルを投入するほか、フルサイズSUV・QX80に新しいスポーツパッケージを追加予定。
2026年度より、フルモデルチェンジ版・新型ローグが生産開始へ!
続いて北米での2026年度においては、4代目となる新型ローグの生産を開始予定。
このモデルは、日産の革新的なe-POWER技術をアメリカおよびカナダの顧客に初めて提供し、ローグにパワフルで高効率なガソリンエンジンを搭載したモデルと、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルを投入し、市場で最も人気のあるセグメントで多様なパワートレインを展開。
インフィニティも2026年度は充実したSUVモデルをラインナップ予定
続いてインフィニティからは、新型クロスオーバークーペのQX65を発売予定。
革新的なインフィニティFXからインスピレーションを受けたインフィニティQX65は、顧客のニーズが高いミドルサイズクロスオーバーセグメントにスタイリッシュな2列シートモデルを提供。
2027年度の後半から、アメリカ・ミシシッピ州のキャントン工場で日産の新型EVの生産が開始される予定で、この新型EVは冒険心に溢れるSUVになるとのこと。
さらに2028年度にはQXeコンセプトにインスパイアされ、最新のインフィニティデザインと技術を取り入れたインフィニティのSUV・EVが加わるとのことです。