フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴ RSの実車を見てきた!最上級グレードなだけあって質感は高めだが、やはり気になる点も多数
ターボ系を望む方や、やや高めの質感を求める方はRS一択だと思う
2025年6月5日に発表・発売された、ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ (Daihatsu New Move)。
前回のブログでは、訴求グレードとなる自然吸気系のXグレード[2WD]の実車インプレッションをお届けしました。
今回は、ターボ系&最上位グレードとなるRS[2WD]の実車インプレッションをお届けしたいと思います。
新型ムーヴは、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]が自然吸気系Gグレードとターボ系RSグレードのみに標準装備されるため、必然的にこれら2つのグレードに人気が集中するものと予想されます。
その中でも、若年層から中高年にかけて高い人気を得るであろうRSグレードですが、果たしてどの程度の質感で、前回紹介したXグレードとどのように見た目が異なるのか見ていきましょう。
RSグレードのエクステリアをチェック

こちらが今回、私がいつもお世話になっているダイハツディーラーにて試乗車として置かれていたターボ系RSグレード[2WD]。
ボディカラーは、シャイニングホワイトパール×ブラックマイカルーフの2トーンカラーとスポーティな印象を与えてくれるカラーです。
フロントマスクについては、アダプティブLEDヘッドライトが標準装備されている関係で、ヘッドライト意匠はシャープで切れ長ですし、それに合わせてフロントアッパーグリルのセンターには、メッキ調加飾のセンターガーニッシュを追加。
おまけにフロントアンダーの両サイドには、丸形となるLEDフロントフォグランプも標準装備されています。

少し角度を変えてみると、リフレクター式LEDヘッドライト意匠が新型ムーヴの顔つきをより精悍にアップデート。

この角度から見ると、やはり新型ムーヴのフロントフードボンネットはかなり寝かせている印象があり、フロントのオーバーハングが短く見えますね。
これはおそらく、キャビンをできるだけ後方にオフセットすることなく、車内空間を大きく確保するための工夫だと思いますが、一方で衝突事故を起こしたときの損傷やフロントシートに座る乗員がしっかり保護されるのかは気になるところ。
Xグレードとのフロントマスクの違いは意外と大きい?

この日は、たまたま自然吸気系のXグレード[2WD]と隣同士で並べることができたので撮影することに。
こうして見比べてみると、フロントフォグランプの有無はもちろんのこと、ヘッドライト意匠の違い、そしてフロントアッパーグリルの違いなどが明確に確認できるかと思います。
RSグレードのフロントウィンカーはこうやって点灯する

こちらは、ターボ系RSのフロントウィンカーの点灯時。
現行タントカスタム同様、内側から外側にかけてゆったり流れるようなシーケンシャルウィンカーを採用しています。
Xグレードのフロントウィンカーはこうやって点灯する

そしてこちらが、Xグレードのフロントウィンカー点灯時。
日中だと、両車それほど明るくはない印象ですが、これが夜間になるとどれだけ明るさが異なるのか気になる所です(ダイハツはヘッドライト同様にウィンカーもやたら眩しい)。

続いてはサイドビュー。
ムーヴのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,655mm、ホイールベース2,460mmと非常にコンパクトながらも、膨張色のホワイトだからなのか、隣に並べられていたサンドベージュメタリックに比べて大きく見えるという不思議。
おそらくは、足もとのRSグレード専用となる15インチアルミホイールを装着していることも影響しているのかも。
RSグレード専用の15インチアルミホイールのインパクトは結構大きめ

そしてこちらが、RSグレード専用の15インチアルミホイール。
ホイール表面は切削光輝+グロスブラックのデュアルトーンタイプで、タイヤ銘柄はブリヂストン製エコピアEP150。
なおタイヤサイズは、165/55R15インチとなっています。
RSグレードのリアエンドはちょっと物足りないか

こちらはリアエンド。
リアテールランプはLEDながらも、リアウィンカーは残念ながら非LED(豆球)。

あと個人的に残念に思ったのは、せっかく足もとの15インチアルミホイールで強いインパクトを与えているので、リアテールゲートには”RS”のグレードバッジを貼付することで、更なる差別化と満足感を与えるのもアリでは?と思ったり(ディーラーオプションでも良いので設定してほしかったなぁ…)。
