ホンダ・ステップワゴンが競合ノアヴォクやセレナに負けている理由を考える。「3年間ほぼ改良無しで最大42万円の値上げ」「ハイブリッドに4WD設定が無い」等
ステップワゴンも早いもので、6代目としてデビューしてから3年が経過
2022年5月、6代目としてフルモデルチェンジしてから3年が経過したホンダ・ステップワゴン (Honda New STEPWGN, RP型)。
2025年5月には、フルモデルチェンジ後”初”のマイナーチェンジ版として発売されるも、内外装デザインの大幅な変更はなく、新グレードとしてAIR EXと特別仕様車e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONが追加されたぐらい。
競合モデルのトヨタ・ノア (Toyota New Noah)/ヴォクシー (New Voxy)や、日産セレナ (Nissan New Serena, C28)に比べると、新車販売台数・登録台数で最も少ないステップワゴンですが、どのような点で販売台数が伸び悩んでいるのか?元オーナー視点から改良すべきポイントをいくつか考えていきましょう。
ステップワゴンは2022年に発売されてから、中身も改良されずに最大42万円も値上げしている

まずはステップワゴンの車両本体価格について。
本モデルが2022年5月に発売されて以降、2023年は材料費+物流費高騰による車両本体価格の値上げ、2024年も同様の値上げ、そして2025年では、グレードを追加しながらも同様の値上げを実施。
その結果として、2022年~2025年の間に目立ったマイナーチェンジ/ビッグマイナーチェンジなどもなく、グレード追加及び特別仕様車の追加を除き、大幅な値上げがメインとなっているんですね。
ステップワゴンのスタートプライスは、元々300万円未満から始まった

しかも衝撃なのは、この3年間でステップワゴンは最大42万円も値上げしていること。
元々のスタートプラスがガソリンAIR [2WD]で299.9万円だったのに対し、2025年には約35万円も値上げして334.8万円からのスタートになるほどの値上げ。
しかも中身は全く変わっていないのに…
参考までに、各グレードの車両本体価格が、2022年~2025年にかけてどれだけ値上げしているのかをまとめているので参考にしていただけますと幸いです。
【2022年から2025年にかけてステップワゴンの値上げ幅一覧】
[1.5Lガソリンターボ]
■AIR・3列7人乗り:
(2022年)[2WD]2,998,600円/[4WD]3,240,600円
(2023年)[2WD]3,053,600円(前モデル比+55,000円)/[4WD]3,295,600円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,169,100円(前モデル比+115,500円)/[4WD]3,411,100円(前モデル比+115,500円)
(2025年)[2WD]3,348,100円(前モデル比+179,000円)■AIR・3列8人乗り:
(2022年)[2WD]3,020,600円/[4WD]3,262,600円
(2023年)[2WD]3,075,600円(前モデル比+55,000円)/[4WD]3,317,600円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,191,100円(前モデル比+115,500円)/[4WD]3,433,100円(前モデル比+115,500円)■AIR EX・3列7人乗り:
(2025年)[2WD]3,543,100円/[4WD]3,763,100円■AIR EX・3列8人乗り:
(2025年)[4WD]3,763,100円■SPADA・3列7人乗り:
(2022年)[2WD]3,257,100円/[4WD]3,477,100円
(2023年)[2WD]3,317,600円(前モデル比+60,500円)/[4WD]3,532,100円(前モデル比+60,500円)
(2024年)[2WD]3,466,100円(前モデル比+148,500円)/[4WD]3,686,100円(前モデル比+148,500円)
(2028年)[2WD]3,603,600円(前モデル比+137,500円)/[4WD]3,823,500円(前モデル比+137,500円)■SPADA・3列8人乗り:
(2022年)[2WD]3,279,100円/[4WD]3,499,100円
(2023年)[2WD]3,334,100円(前モデル比+55,000円)/[4WD]3,554,100円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,488,100円(前モデル比+154,000円)/[4WD]3,708,100円(前モデル比+154,000円)
(2025年)[4WD]3,845,600円(前モデル比+137,500円)■SPADA PREMIUM LINE・3列7人乗り:
(2022年)[2WD]3,462,800円/[4WD]3,653,100円
(2023年)[2WD]3,527,800円(前モデル比+65,000円)/[4WD]3,719,100円(前モデル比+65,000円)
(2024年)[2WD]3,682,800円(前モデル比+155,000円)/[4WD]3,873,100円(前モデル比+155,000円)
(2025年)[2WD]3,873,100円(前モデル比+190,300円)/[4WD]4,063,400円(前モデル比+190,300円)
[2.0L e:HEV]
■e:HEV AIR・3列7人乗り:
(2022年)[2WD]3,382,500円
(2023年)[2WD]3,437,500円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,553,000円(前モデル比+115,500円)■e:HEV AIR・3列8人乗り:
(2022年)[2WD]3,404,500円
(2023年)[2WD]3,459,500円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,575,000円(前モデル比+115,500円)■e:HEV AIR EX・3列7人乗り:
(2025年)[2WD]3,938,000円■e:HEV AIR EX・3列8人乗り:
(2025年)[2WD]3,960,000円■e:HEV SPADA・3列7人乗り:
(2022年)[2WD]3,641,000円
(2023年)[2WD]3,696,000円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,850,000円(前モデル比+154,000円)
(2025年)[2WD]3,998,500円(前モデル比+148,500円)■e:HEV SPADA・3列8人乗り:
(2022年)[2WD]3,663,000円
(2023年)[2WD]3,718,000円(前モデル比+55,000円)
(2024年)[2WD]3,872,000円(前モデル比+154,000円)
(2025年)[2WD]4,020,500円(前モデル比+148,500円)■e:HEV SPADA PREMIUM LINE・3列7人乗り:
(2022年)[2WD]3,846,700円
(2023年)[2WD]3,912,700円(前モデル比+66,000円)
(2024年)[2WD]4,066,700円(前モデル比+154,000円)
(2025年)[2WD]4,268,000円(前モデル比+201,300円)■特別仕様車e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION:
(2025年)[2WD]4,406,600円
■ガソリンAIR・3列7人乗り・・・総額349,500値上げ
■ガソリンSPADA・3列7人乗り・・・総額346,500値上げ
■ガソリンSPADA・3列8人乗り・・・総額346,500値上げ
■ガソリンSPADA PREMIUM LINE・3列7人乗り・・・総額410,300値上げ
■e:HEV SPADA・3列7人乗り・・・総額357,500値上げ
■e:HEV SPADA・3列8人乗り・・・総額357,500値上げ
■e:HEV SPADA PREMIUM LINE・3列7人乗り・・・総額421,300値上げ
こうした中身の変化に見合わない値上げは、ユーザーからすれば「単なる嫌がらせ」にしか感じないですし、ここ最近のホンダは「値上げすることがメインで、食指が動くような改良が全く無い」ことが、販売で伸び悩む最大の理由なのではないかと思うんですね。
2ページ目:ミドルサイズミニバン御三家において、なぜかステップワゴンのみハイブリッドモデルに四輪駆動[4WD]の設定が無い?

