【悲報】マイナーチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンはAIR EX以外の売行きが不調?何と2022年に発売されてから「最大42万円」も値上げしていたことが判明

やはり今回のマイナーチェンジは、購入のハードルを更に上げることになってしまったか

2025年5月15日に発表、同月16日に発売されたばかりとなるホンダのマイナーチェンジ版・新型ステップワゴン (Honda New STEPWGN)。

今回のマイナーチェンジでは、ノーマルボディのAIRをベースにした更なる上質なグレードAIR EXが追加され、加えてe:HEV SPADA PREMIUM LINEをベースにした特別仕様車e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONが追加されました。

今回のマイナーチェンジの注目モデルは、何といってもノーマルボディのAIR EXが追加されたことで、発売後も少しずつAIR EXの受注が増えているとのことですが、一方でSPADA系やSPADA PREMIUM LINE、そして特別仕様車の受注はほとんど入っていないそうです。


マイナーチェンジで内外装が大きく変わらずに値上げしたことがネガティブイメージにつながったか

こちらが今回発表された、2026年モデルとなるマイナーチェンジ版・新型ステップワゴン。

2026年モデルの主な改良内容、及び特別仕様車BLACK EDITIONの専用装備は以下の通り。

[標準モデルの改良・変更概要]

■先進の安全運転支援システムHonda SENSING(ホンダ センシング)追加機能[全グレード共通]
・後退出庫サポート(マルチビューカメラシステム装備車のみ)
・急アクセル抑制機能

■その他の追加機能・装備[全グレード共通]
・パワーテールゲート リモート操作/メモリー機能(より低い位置で開度設定が可能)
・パワースライドドア リモート操作
・外装塗料に艶感・耐久性が向上したクリア素材を採用

■新グレードAIR EXを追加
+本革巻ステアリングホイール
+運転席&助手席シートヒーター
+2列目オットマン(キャプテンシート)
+全席USBチャージャー
+トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー
+パワーテールゲート(メモリー機能付)
+ブラインドスポットインフォメーション

▲内外装の変更は特に無し


[特別仕様車e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONの改良・変更概要]

★ブラッククロームメッキ加飾
+フロントグリルガーニッシュ
+ロアーガーニッシュ(フロント/リア)
+サイドシルガーニッシュ
+テールゲートガーニッシュ

★BLACK EDITION専用デザイン17インチアルミホイール(ベルリナブラック)
・切削クリア加工を施したPREMIUM LINE専用17インチアルミホイールをベースに、全面ベルリナブラック塗装
・ホイールナットもブラックに変更

★ドアミラーカバー&アウタードアハンドル(クリスタルブラックパール)

★ステアリングロア―ガーニッシュ(ピアノブラック)

★BLACK EDITION専用エンブレム

以上の通りとなります。

内外装変わらずで約13万円~約20万円の値上げはちょっと厳しいか

先程の改良・変更内容に対してのグレード別価格帯が以下の通り。

【(2026年)新型ステップワゴンのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

[1.5Lガソリンターボ]

■AIR:
[2WDのみ]3,348,400円(MC前比179,300円値上げ)

[NEW]AIR EX:
[2WD]3,543,100円
[4WD]3,763,100円

■SPADA:
[2WD]3,603,600円(MC前比137,500円値上げ)
[4WD]3,823,600円(MC前比137,500円値上げ)

■SPADA PREMIUM LINE:
[2WD]3,873,100円(MC前比190,300円値上げ)
[4WD]4,063,400円(MC前比190,300円値上げ)


[2.0L e:HEV]

[NEW]e:HEV AIR EX:
[2WDのみ]3,938,000円

■e:HEV SPADA:
[2WDのみ]3,998,500円(MC前比148,500円値上げ)

■e:HEV SPADA PREMIUM LINE:
[2WDのみ]4,268,000円(MC前比201,300円値上げ)

[NEW]特別仕様車e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION:
[2WDのみ]4,406,600円

以上の通りとなります。

こうして見ると、既存グレードはマイナーチェンジ前に比べて137,500円~201,300円ととんでもない値上げをしていて、どう考えても、改良内容以上に「材料費+物流費の高騰」による車両本体価格の値上げの影響の方が大きいように感じられるんですね。

今回の改良で、AIR EXの売行きが好調なのが唯一の救いか

まだ、ユーザーからの声を反映させたAIR EXが追加されたことで受注は少しずつ増えているという情報もあるわけですが、私がいつもお世話になっているホンダディーラーでは、AIR EX以外での受注はほとんど無いそうで、特に商品力がほとんど向上していないSPADA/SPADA PREMIUM LINEは(先行受注から今日に至るまで)1台~2台程度の受注で、特別仕様車BLACK EDITIONに至っては「値段が高過ぎる」という理由で1台も売れていないのが現状なのだそう。

やはりフルモデルチェンジ直後の価格帯を知っているユーザーからすると、今回の改良は中々食指が動かないのも事実ですし、今回で実質値上げしたのは「3回目」となるわけですが、2022年5月に発売されてからの値上げ幅を見ると、「ちょっとやり過ぎじゃないかな?」とも思ったり。

2ページ目:2022年に発売されてから2025年までに「3回の値上げ」を実施!何と最大値上げ幅は約42万円?!