ビッグマイナーチェンジ版・トヨタ新型アクアは「ヤリスとの共喰い」を避けるために高級路線へとシフト?価格は10万程度の値上げに留まる?

2025-07-23

アクアのビッグマイナーチェンジにより、高級路線へとシフトか

2025年9月1日に発表・発売予定となっている、トヨタのビッグマイナーチェンジ版・新型アクア (Toyota New Aqua)。

前回のブログにて、アクアのビッグマイナーチェンジの詳細に加えて、デザインテイストがどのように変化するのか等を紹介しました。

今回のアクアの改良は、プラットフォームやパワートレイン、足回りのサスペンションはそのままながらも、それ以外のエクステリアデザインや内装、予防安全装備が刷新されることを考えるとフルモデルチェンジに匹敵する変更内容のため、大幅な値上げも避けられないところだと思います。

そんなアクアですが、今回のビッグマイナーチェンジで高級路線へとシフトするもとのと予想されます。


同じコンパクトカーのヤリスに無い装備を採用することで共喰いを避ける

改めて、2025年モデルとしてビッグマイナーチェンジ予定となっているアクアの改良・変更内容をおさらいしていきましょう。

■発表・発売時期は2025年9月1日を予定
・先行受注受付け時期は2025年8月上旬を予定
・グレード別価格帯や見積もり作成も2025年8月上旬を予定

■フロントマスクの刷新
・現行60系プリウスのようなハンマーヘッドを採用へ
・HEV Zグレードでは、センター直結式のLED一文字を採用へ
・フロントグリルモールを廃止

■ボディサイズ変更
・全長が30mm延伸して4,080mm

■エクステリアパーツのブラック化
・サイドミラーキャップ(ビッグマイナーチェンジで形状も変更)
・シャークフィンアンテナ

■インテリアのアップデート
・4.2インチ液晶からシエンタと同じ7インチ液晶+LCDのハイブリッドメーターにアップデート
・足踏み式パーキングブレーキから電動パーキングブレーキ[EPB]を全車標準装備
・オートブレーキホールド[ABH]機能も全車標準装備で、自己復帰(メモリー)式を採用
・ドライブモード(NORMAL/ECO/POWER)も自己復帰式を採用

■装備内容の見直し
・17インチアルミホイール意匠が切削光輝&ブラックのデュアルトーンとなり、HEV Zグレード専用へ
・Zグレードのインテリアオーナメントパネルがピアノブラックへ変更
・エアコンの吹き出し口は無塗装ブラックに変更
・ディスプレイオーディオは8インチ or 10.5インチを採用
・前後ドライブレコーダー&ETC2.0車載器が全車標準装備
・Zグレードは10.5インチディスプレイオーディオPLUSが標準装備
・ブラインドスポットモニター[BSM]+パノラミックビューモニター[PVM]を全車標準装備
・CD/DVDデッキは完全廃止

■ボディカラーの追加・変更
・マッドバス
・グレイッシュブルー
・シルバーメタリック
・クリアベージュメタリック×ブラックルーフ2トーン
・マッドバス×ブラックルーフ2トーン
・グレイッシュブルー×ブラックルーフ2トーン

■内装カラーの変更
・Zグレードの合成皮革シート選択時は、ブラック×カッパー or ライトグレーモノトーンから選択可能

■予防安全装備のアップデート
・自動緊急ブレーキをアップデート(二輪車にも対応へ)
・発信遅れ機能に青信号も追加
・プロアクティブドライビングアシスト[PDA]追加
・ドライバー異常時対応システム追加
・安心降車アシスト[SEA]追加
・スムーズストップ/ブレーキ車両姿勢制御(ピッチ制御)を追加

■グレード構成の見直し
・GR SPORTグレードの廃止
・KINTO専用グレードUを追加
・Z/G/Xグレードは継続へ

以上の通りとなります。

こうして見ると、エクステリアから内装デザイン、予防安全装備Toyota Safety Senseの大幅アップデート、そしてボディサイズの変更などを見るに、その改良内容はフルモデルチェンジ級であることがわかりますね。

今回のビッグマイナーチェンジは、アクアの方向性を大きく変えるきっかけになっている

あと、今回のビッグマイナーチェンジの目的の一つには、トヨタディーラー曰く「ヤリスとの共喰いを避け、差別化するため」とのことで、ハイブリッドパワートレインのみを採用するアクアを高級路線へとシフトすることが狙いなのかもしれません。

ちなみにヤリスは、全グレード共通で手引き式のハンドブレーキを標準装備しているものの、欧州市場向けはなぜかEPB+ABHが採用されている

しかもアクアの場合は、元々内装の装備内容や予防安全装備においては、ヤリスに比べて旧世代ということもあったため、今回のビッグマイナーチェンジのタイミングで世代をアップデートするだけでなく、商品としての方向性も変えていくことで、アクアとしての商品力を際立たせるきっかけになったのかも。

2ページ目:ビッグマイナーチェンジにより、アクアの車両本体価格は、どの程度値上がりすることが予想される?