東風日産がフルモデルチェンジ版・新型ティアナプラスを世界初公開!更にN7/N6に続き、今度は新型N8の存在が明らかとなるもSUVで確定か

MIITによって完全リークされた後、新型ティアナが遂に公式発表

前回のブログにて、中華人民共和国工業情報化部(MIIT)により、東風日産のフルモデルチェンジ版・新型ティアナ (Dongfeng Nissan New Teana)の画像がリークしたことをお伝えしました。

そして2025年8月18日、その東風日産が正式に新型ティアナのエクステリア画像を公開しました。

しかもこのモデルの名称は、ティアナではなく「ティアナプラス (New Teana Plus)」として2025年第4四半期に販売される予定で、現行ティアナからのプラットフォームが流用されながらも、内外装デザインは大幅に刷新されます。


新世代Vモーショングリルを採用し、フラッグシップセダンのような存在感を演出

こちらが今回、東風日産より正式発表された新型ティアナプラスのフロントマスク(中国カーメディアAutohomeより引用)。

これまでの日産のデザイン言語を踏襲した新Vモーショングリルを採用し、更にマツダのシグネチャーウィングのように、フロントグリルのラインに沿ったLEDデイタイムランニングライトを採用することで先進性だけでなく、一目見た瞬間に日産とわかるようにアプローチ。

なお東風日産は、今回のフロントグリルをVモーションではなく「翼型」と表現しているそうで、フロントグリルと羽根のようなアクセントが特徴的で、より広々としたエレガントな外観を演出しています。

LED意匠は、二眼LEDヘッドライトが搭載され、その上部には水平基調のLEDデイライト、更にセンター直結式のLEDライトも搭載されていますが、デザインイメージとしてはトヨタ・クラウンクロスオーバーやクラウンセダンを彷彿とさせるものがありますね。

そしてもう一つ注目すべきは、今回のフルモデルチェンジにより全長が14mm延伸されて4,920mmとなり、よりダイナミックで伸びやかなスタイリングを演出していること。

それ以外の全幅や全高、そしてホイールベースは変更されていないものの、ミドルサイズミニバンらしい風格を維持できているのはグッド。

あとは、メルセデスマイバッハやロールスロイスのように、中国ユーザーが好みそうなデュアルトーンのボディカラーを採用していること。

19インチ/17インチともにエレガントなアルミホイール

そして足元においては、19インチアルミホイールと17インチアルミホイールをラインナップしますが、何れもマルチスポークタイプでエレガント仕様。

まるでアウディのような先進的なテール意匠

リアテールランプは、非直結式の一文字LEDテールランプを採用しながらも、その直下は縦基調にすることで、まるでアウディのセダンモデルをイメージさせるテイストに。

水平基調のテールランプ間に設けられた、”NISSAN”のレタリングLEDを配することで親和性を持たせていますが、このレイアウトもアウディっぽく見えます。

ちなみに、今回の公式画像ではインテリアは公開されていないものの、どうやらメーターやディスプレイオーディオなどのインフォテイメント系は完全刷新されるとのこと。

そして気になるパワートレインですが、排気量2.0L 直列4気筒VCターボエンジンが搭載され、最高出力243hpを発揮し、トランスミッションは8速MTを模したCVTが採用されます。

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