スズキ新型「ヴィジョン e-スカイ」はワゴンR派生が濃厚か。量産に向けた航続距離「270km以上目標」を考察。内装はアンビエントライト採用でエレガントだが、ヒーター系装備は不十分？
スズキの目玉モデルになるであろう新世代ピュアEV軽の「ヴィジョン e－スカイ」をインプレッション
2025年10月29日より、東京ビッグサイトにて開催されるジャパンモビリティショー2025 (JMS2025)。
前回のブログでは、スズキがJMS2025に様々な新車・新型車を出展するだけでなく、新たなコンセプトカーとなる新型ヴィジョン e－スカイ(Suzuki New Vision e-Sky)を出展することを紹介しました。
https://creative311.com/?p=168721本モデルは、「ユニーク・スマート・ポジティブ」をテーマに、日々の通勤や買い物、休日のちょっとした遠出など、軽自動車としての「生活の足」として愛用するだけでなく、ガソリンを一切使用しない100％電気自動車になります。
そんなVision e-Skyは、2026年度内(2027年3月末まで)の量産を目指すコンセプトモデルですが、そもそも何のモデルの派生版になると予想されるか、内外装インプレション含め予想していきましょう。
ヴィジョン e－スカイはワゴンRがベース？ハスラー？それとも全く新しいピュアEV軽？
こちらが今回、スズキよりJMS2025向けにワールドプレミアム＆参考出展する新型Vision e-Skyコンセプト。
本モデルのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,625mmと軽規格ギリギリのサイズ感で、航続可能距離は270km以上を目標としています。
上の画像でも確認できる通り、アウタードアハンドルは、昨今話題となっているフラッシュドアハンドルを採用しており、後席用のドアも横開きのヒンジ式であることから、おそらくはワゴンRかハスラーの派生版だと推測。
参考のため、ベースとなり得るかもしれないワゴンRのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm。
一方のハスラーのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mmとなっています。
バッテリー容量はどうなる？e ビターラと同じくLFPバッテリーが濃厚？
こうしてボディサイズだけで比較してみると、Vision e-SkyはワゴンR寄りのサイズ感だと考えられますが、ちょっと気になることとして、全高がワゴンRよりも25mm低いということ。
これはバッテリーを中央下部に搭載することで、重心位置を低くするため？と素人ながらに推測していますが、すなわちそれだけ重心位置を低く、且つ全高を低くしないと走行性能に影響を与える可能性があるのかも(あとはシステムトルクを高くチューニングしている？)。
ちなみに、航続可能距離は270km以上を目指しているため、競合モデルの日産サクラ (Nissan SAKURA)や三菱eKクロスEVの航続距離180kmよりも長くなるため、バッテリー容量が大きくなることは必然。
参考までに、航続距離295kmを実現しているN-ONE e：のバッテリー容量が30kWhになるため、おそらくVision e-Skyには27kWh～29kWhのバッテリー容量を搭載する可能性があり、バッテリーの種類もe ビターラ同様にBYD製のLFPバッテリーが搭載されるものと推測しています。
普通充電だけでなく、急速充電も搭載している？
ちなみにこちらはリアクォータービュー。
フロントヘッドライト同様、リアテールランプも”コ”の字型LEDを採用し、軽自動車としては少々珍しいロングタイプのハイマウントストップランプを搭載。
充電ポートは、右側のリアフェンダー付近に設けられていますが、リッドの面積が大きいことから、もしかすると普通充電だけでなく急速充電ポートも設けられているかもしれませんね。