【打倒アルヴェル】日産の新型エルグランド (E53)が世界初公開!国内初採用の14.3インチモニターやシートベンチ、助手席オットマン、シートバックモニター搭載と豪華絢爛

打倒アルヴェル!後発ながら日産の逆襲が始まる

2025年10月29日~11月9日まで開催されている、ジャパンモビリティショー2025 (JMS2025)。

日産ブースからは、最大の目玉モデルともいえるフルモデルチェンジ版・日産の新型エルグランド (Nissan New Elgrand, E53)が世界初公開されました。

この他にも、新型パトロール (New Patrol)も出展され、こちらは2027年度前半に日本で発売されることが決定し、マイナーチェンジ版アリア (New Ariya)は2025年度内に発売することが決定しました。

今回は、最大の目玉ともいえる新型エルグランドの内外装をチェックしていきましょう。


これはイケてる…近未来的ながらも、かなり攻めたデザインに仕上げた新型エルグランド (E53)

こちらが今回、遂に世界初公開された新型エルグランド(日産公式プレスリリースより引用)。

ようやくこの時が来ましたね…日産公式からは、具体的な発売時期までは明かされていないものの、2026年度春頃に日本にて発売予定とのこと。

まずはエクステリアから見ていきましょう。

エクステリアについては、「The private MAGLEV (日本語名:リニアモーターカー)」をデザインコンセプトとし、非日常の旅に出かける高揚感や期待感を感じさせる特別なデザインを実現。

現行車からサイズを拡大したエクステリアは、ハイスピードでありながらスムーズで静かなリニアモーターカーの姿をイメージし、威厳とダイナミックなプレゼンスを兼ねそろえ、”威風堂々”とした佇まいを表現しています。

既存ラインナップのノートやアリアにも共通する、デザインランゲージである「タイムレスジャパニーズフューチャリズム」を具現化し、フロントグリルは日本の伝統工芸である「組子」をモチーフとしているほか、サイドパネルの大きな面構成と緻密なディテールのコントラストは、日本庭園のように広いスペースの”間”と緻密に仕上げられた細部”整”の考え方を取り入れているとのこと。

シャープでモダンなエクステリアと調和し、威厳と先進性、高級感を高次元で融合させることで、圧倒的な存在感を放ちます。

ちなみにボディサイズは、全長4,995mm×全幅1,895mm×全高1,975mmになるため、アルファード/ヴェルファイアの全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,935mmより、全幅と全高が大きいことがわかりますね。

軽量化を追求したホイールは(タイヤサイズは235/60R18インチのYOKOHAMA製ADVAN V61タイヤを装着)、フィニッシャーによりアルミホイールだけでは表現できない緻密さと、車両全体の統一感あるデザインを実現しています。

こちらはリアデザイン。

センター直結式の一文字テールランプに加え、リアテールゲートの左下には”ELGRAND”、そして右下には”e-4ORCE”のバッジも確認できますね。

この複雑なフロントマスクがたまらない…そしてボディカラー名は「センチュリーっぽい」

それにしても…このフロントマスクとボディカラーの配色が何とも複雑と言いますか。

これだけでとんでもないコストがかかってそうですね。

このボディカラーは、初回特別モデルとして設定されるスペシャル2トーンカラーになるとのことですが、果たしてカラーオプションだけでいくらになるのか気になるところです。

なおボディカラーには、富士の黎明の一瞬を切り取った自然美を表現した「FUJI DAWN -フジドーン-」と、日本で古来より高貴さや格式の高さを象徴する色から着想した「至極 -シゴク-」の2トーンを新色として採用(何かトヨタ・センチュリーのボディカラー名みたい)。

内装がとんでもなく豪華だ…

続いて、インテリアも見ていきましょう。

インテリアは、特別なプライベートラウンジのような空間を目指して開発。

アイポイントが高くなったことにより、運転席からの視界が広がり、安心感とともに誇らしさを感じられる設計としているそうです。

日本仕様で14.3インチのデュアルモニターを採用したのは、新型エルグランドが初めて

モダンで広がりのあるインストルメントパネルデザインと、幅広で高いコンソールにより、エルグランドオーナーの満足感を一層高めています。

しかも、画像では少し分かりづらいですが、しっかりとシートヒーター/シートベンチレーション、そしてスタリングヒーターも備わっていますね。

また、広い範囲にわたって表皮・木目調パネルをあしらうことで高級感を演出し、エクステリアの組子パターンと統一感を持たせたキルティングをドアトリムに施し、木目調パネルと一体のシームレスな静電式スイッチに加え、センター、メーターディスプレイに国内モデルとしては初の14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを採用し、上質で先進的な空間としています。

ちなみに、新型リーフ (ZE2)でも14.3インチのデュアルモニターが設定されていましたが、日本では12.3インチに留まっていた理由も、おそらくフラッグシップミニバンの新型エルグランドにて最初に採用したかったからかもしれませんね。

センターシフトはスイッチ式が採用され、センターコンソールも合成皮革もしくは本革によって、高級感を持たせています。

置くだけ充電も、運転席と助手席でそれぞれ配備するのは魅力的ですが、そろそろ入力用のUSB Type-Cポートを2口採用するのは止めてほしく、どちらか片方を充電専用に変更してほしいところです。

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