改良型ホンダ・オデッセイは『最も商品力の低いミニバン』とSNS酷評!日産の新型エルグランド (E53)/アルヴェルとの格差が拡大するなか、求めるべきはフルモデルチェンジ

今回の一部改良は、案の定SNSでも批判殺到のようだ

2025年11月7日に発表・8日に発売された、ホンダの一部改良版オデッセイ (Honda New Odyssey)。

今回の改良内容は、以下の2種類のみとなりますが、ボディカラーは車両本体価格の値上げの要素にはならないため、実質的には2列目ロールサンシェードと、価格改定という名の値上げがメインとなります。

●全グレードにおいて、2列目ロールサンシェード(手動タイプ)を標準装備

●e:HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITIONのみに、新色ダイヤモンドダストパールを新設定

以上の通りとなります。

これだけの僅かな改良・変更だけで、車両本体価格は全グレード一律286,000円(税込み)の値上げとなるため、明らかに割高ともいえる価格設定となっています。


ホンダユーザーは、オデッセイのフルモデルチェンジを期待している

今回の一部改良版の正式発表に合わせて、SNSでのユーザーの反応を見ていくと、やはり多くの方が「改良内容に対して、値上げ幅が大きすぎる」「ホンダお得意の単なる値上げ」「いつまで売れない車を高い値段で売り続けるのか」といったコメントが多く、その一方で「いつフルモデルチェンジするの?」「5代目として2013年に登場してから12年が経過するんだけど」といったコメントも多く見られました。

現在ホンダがラインナップしているオデッセイは、2023年の再販をきっかけに、日本での生産から中国工場での生産・輸入へと切り替えたわけですが、中国生産に切り替えてからの改良は極めて小規模なのに対し、車両本体価格が高くなっているのが特徴。

消費者側からすると「魅力のないミニバン」とネガティブに捉えられても不思議ではないですし、日本のラージサイズミニバン市場で考えると、最も古く、それでいて最も商品力の低いモデルになっているわけですから、そりゃ今回の2026年モデルの改良内容を見れば、多くのユーザーから不満の声が漏れるのも致し方ないところ。

ちなみに、オデッセイの競合になるであろう日産エルグランド (Nissan Elgrand)は、2025年10月29日に待望のフルモデルチェンジ版を発表し、2026年夏頃にようやく発売される予定です。

トヨタ・アルファード (Toyota New Alphard, 40系)/ヴェルファイア (New VELLFIRE)に関しても、2023年6月に発売されてから2年4か月以上が経過し、2026年春頃には「2回目の一部改良」が実施されるため、オデッセイの商品力が更に低く見られるのは明らか。

オデッセイに求められるフルモデルチェンジの中身とは?

こうした厳しい意見がホンダに降りかかるなか、やはり次のオデッセイに求められるのはフルモデルチェンジと中身の質向上。

6代目としての全く新しい次世代モデルへと進化することが求められるオデッセイですが、現行モデルから求められる改良・変更内容としては以下の通り。

■新世代プラットフォームもしくは、既存プラットフォームの改良

■パワートレインの見直し
・プレリュード同様の新世代ハイブリッドe:HEVの採用

■新型アコード e:HEVと同じHonda SENSING 360+の採用
+ドライバーモニタリングカメラ
+ハンズオンセンサー
+ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能
+レコメンド型車線変更支援機能(追い越し支援/分岐退出支援)
+カーブ路外逸脱早期警報
+降車時車両接近警報
+ドライバー異常時対応システム
+前方交差車両警報
+車線変更時衝突抑制機能
+車線変更支援機能
+トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
+Hondaパーキングパイロット
+アダプティブドライビングビーム[ADB]
+アクティブコーナリングライト[ACL]

■内装の大幅アップデート
・12.3インチフル液晶メーターの採用
・Googleビルトインタイプの12.3インチHonda CONNECTディスプレイオーディオ
・前後左右独立温度調整エアコン
・フロントシートヒーター&シートベンチレーション
・2列目キャプテンシート用シートヒーター&シートベンチレーション
・3列目シートヒーター(競合ミニバンとの差別化)
・ステアリングヒーター
・デジタルインナーミラー
・ヘッドアップディスプレイ[HUD]

■機能性やグレードの拡大
・パノラマガラスルーフの設定(新型CR-V e:HEV RSと同じアレ)
・マルチカラータイプのアンビエントライトの設定
・ハイブリッドe:HEVモデルにおいても四輪駆動[4WD]の設定
・寒冷地仕様及び、LEDリアフォグランプの設定
・後席用リアモニターの選択肢拡大(新型エルグランドのようなシートバックタイプや、アルヴェルの天吊りから選択可能にするなど)
・大口径タイヤホイール(19インチ~20インチぐらい)の採用による走行性能のアップデート

上記はあくまでも一部になりますが、やはり競合のラージサイズミニバンに対抗するためには、これぐらいの大幅改良が無いと選択肢に含まれないと推測。

特にホンダの予防安全装備Honda SENSINGは、トヨタや日産に比べて精度が極めて低く、特にアダプティブクルーズコントロール[ACC]の前車追従時の速度調整はポンコツレベルですし、やたらブレーキランプを点灯させるため、使い勝手としては最悪なんですよね。

そしてHonda SENSING 360/Honda SENSING 360+の追加に関しても、フラッグシップセダンのアコードで採用されるということは、フラッグシップミニバンでも採用すべき機能ですから、ある意味で避けられないところだと思います。

2ページ目:これだけの大幅改良になると、一体どれだけの値上げになるの?