【原因判明】ホンダの納期遅れは半導体の供給不足。ヴェゼル e:HEV PLaYが遂に「納期未定」へ。在庫があっても売ってもらえない”転売対策”の裏側

ホンダの納期遅れの要因は、半導体大手「ネクスペリア」を巡る輸出規制など

前回のブログにて、ホンダの国内生産モデル全てが納期遅れになることをお伝えしましたが、その要因が判明。

今回の納期遅れは、国内主要工場だけでなく、中国の広汽本田 (GAC Honda)全3工場や、北米・メキシコも含まれており、これによる影響は大規模なものとなっています。

その要因としては、オランダの大手半導体メーカー「ネクスペリア」を巡る地政学リスク(中国の輸出規制など)が波及したことによるものと報道されています。


パワーウィンドウを制御する半導体問題による影響はどれほど?

このニュースは、中国カーメディアCarNewsChinaでも報道されており、中国の合弁企業である広汽本田が、2025年12月29日~2026年1月2日まで、全3工場にて完全停止となっています。

中国市場は、広汽本田はもちろんのこと、ホンダにとっても主要販売市場の一つ。

大きな生産拠点であることを考えると、これは注目に値する動きで、今回の生産停止は、早期的な正常化復帰が期待されたにも関わらず、サプライチェーンの混乱が依然として生産スケジュールに影響を与えています。

ホンダは、中国での生産停止の主な理由について「継続的な(パワーウィンドウを制御するための)半導体不足である」と述べており、同社は半導体の供給状況はこれまで改善の兆しを見せていたことを認めているものの、今回の生産停止は、中断の起きない生産を支えるには、半導体の供給が依然として不十分であることを明らかにしています。

中国は、ホンダにとって全体の20%以上を占める主力市場

ホンダは、2024年に中国にて816,597台の自動車を生産し、これは世界生産台数の約22%に相当(全体の約5分の1を占める)。

また同年には、中国にて85万台以上の自動車を販売しており、中国がホンダにとって主要な生産拠点であると同時に、中核的な販売市場であることの重要性を改めて示しています。

ホンダの今回の一時生産停止は、同社の当初の見通しに比べて後退することとなります。

ホンダは以前、「生産状況は2025年11月下旬から通常通りに戻る」と発表していましたが、今回新たに発表された生産停止は、サプライチェーンの課題が依然として解決されていないことを示しており、安定した生産レベルへの回復に向けた取り組みは困難。

なお、投資家の反応はこうした懸念を反映したものとなり、今回の発表直後、ホンダの株価は東京証券取引所で約1.5%下落。

この下落は、供給制約の継続と需要の低迷が相まって、今後のホンダの業績に悪影響を及ぼす恐れがあるという、市場の懸念を反映しています。

中国での操業停止に加え、ホンダは日本国内の工場でも一時的な生産停止を計画しており、日本国内での工場は2026年1月5日~6日に生産を停止すると発表。

これらの停止により、中国での操業停止は、供給関連の生産調整という「より広範な」流れの中に位置づけられています。

なお、今回報道された生産停止については、半導体不足がホンダの製造事業に引き続き影響を与えていることを浮き彫りにしていて、当初は改善の兆しが見えていたものの、最新の生産スケジュール変更は、半導体関連のボトルネックが中国をはじめとする市場における、生産計画に依然として影響を及ぼしていることを示唆しています。

2ページ目:半導体の供給不足も影響し、一部主力モデルが「納期未定」に?