【衝撃】テスラや日産の新型リーフ (ZE2)も対象? 中国が2027年から「ポップアップドアハンドル」を禁止へ。シャオミSU7の死亡事故を受け、人命優先の”機械式”を義務化へ
遂に中国が、2027年よりフラッシュドアハンドルの採用を禁止へ
前回のブログにて、中国がポップアップドアハンドル/フラッシュドア/電動ドアハンドルの危険性を指摘し、更には「ポップアップドアハンドル自体を廃止する」ことも検討されていましたが、遂に2027年より廃止することが判明しました。
ポップアップドアハンドルは、ホンダ新型プレリュード (Honda New Prelude, BF1)や日産の新型リーフ (Nissan New Leaf, ZE2)、テスラシリーズなどに採用される技術で、ドアパネルとの一体感のあるスマートさがポイントで、抗力係数の低減にも貢献。
しかしながら、安全性や事故時の緊急避難時には不適切な構造とも指摘されており、実際のところ、ポップアップドアハンドルの影響で死亡事故が起きていることも明らかになっています。
2027年より採用される新規則の中身について

こちらが、ホンダや日産、テスラ、中国シャオミなどが積極的に採用しているポップアップドアハンドル。
この機能について、中国は「衝突後に乗員や救助隊員がドアを開けることができず、死亡事故が相次いだ」として、憂慮すべき事態を受けて、2027年より使用することを禁止すると発表。
新規則では、すべての車両において、停電や車両が重大な損傷を受けた場合でもドアを開けることができるよう、機械式リリース機能を備えた、内側・外側のドアハンドルを備えることが義務付けられるそうです。

この変化の最初の兆候は、2025年12月中旬頃、中国工業情報化部 (MIIT)が新たな規制案に、この提案を盛り込んだことで明らかになりました。
この規制案では、車両重量3,500kg未満の乗用車には、衝突後も機械的な機能を維持するドアハンドルの使用が義務付けられています。
これは衝突後に車両から乗客を迅速に救出するという、ますます困難な課題に直面している救急隊員にとって、大きな安心材料になることから採用。
当初は「航続距離の延伸」を目的に、ピュアEVモデルに採用されていたポップアップ式ドアハンドルだが

テスラ・モデルSや、BYDシールなどのモデルに見られる電動格納式ドアハンドルは、中国における現代のEVデザインの特徴となっていますが、テスラ・モデル3/モデルYに搭載されている押しボタン式ドアハンドルも、同様のカテゴリーに属します。
これらのデザインの魅力の多くは、空気力学的効率から生まれており、メーカーがわずかな航続距離の向上を実現するために生み出されていますが、昨今においては「デザイン性・先進性」に重きを置いており、電気自動車以外のハイブリッドモデルやガソリンモデルでも採用されているのが現状です。
デザイン性を優先するあまり、肝心の安全性や信頼性が見失われていた

最初はデザイン性も含めて大きく注目されていたポップアップ式ドアハンドルですが、2024年以降、これらのドアハンドルに関する苦情が増加。
衝突後に機能しなくなるだけでなく、雪などによる外気温が大幅に下がるような寒い天候でも、「ドアハンドルが開かない」といった問題が発生する場合があるようです。
日本国内でも、「新型プレリュードのドアハンドルって、冬場の凍てつくような外気温でも開けられるの?」といった指摘が多く、やはり実用面での不安の声も多いことは事実。

私もプレリュードを所有する身ではありますが、今のところ氷点下で走らせる機会はなく、中々検証することは難しいかと思われますが、「氷点下でのポップアップドアハンドルの展開可否」はとても気になるところです。
