ハリアーや新型CR-Vにはあるのに!マイチェン版・ホンダ新型ZR-Vで「デジタルインナーミラー」や「空気圧センサー」が頑なに設定されない謎。特別仕様車CROSS TOURINGの意外な盲点とは
確かに商品力が高くなったZR-Vだが、細かく見ていくと残念な点も多い
2026年3月26日に発表、同月27日に発売された、ホンダのマイナーチェンジ版・新型ZR-V。
今回のマイナーチェンジ版の注目トピックスは、ガソリン車が完全廃止となり、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEVのみに集約されたこと。
そして、特別仕様車e:HEV Z BLACK STYLEの商品力アップと、もう一つの特別仕様車e:HEV Z CROSS TOURINGが追加され、それぞれに北米仕様のハニカムメッシュグリルが採用されました。
総じて商品力が高くなったZR-Vですが、一方で元オーナーが明かす「ココが改良されなかった残念なポイント」をいくつか紹介していきたいと思います。
Honda SENSING 360が採用されなかった

まずは、次世代予防安全装備となるHonda SENSING 360が採用されなかったこと。
この機能は、従来の予防安全装備Honda SENSINGに加えて、システムの検知範囲を全方位へと拡大したアップデート版になります。
既に新型CR-V e:HEV RS BLACK EDITIONやアコード e:HEVに搭載される機能で、具体的には以下の機能が追加されます。
★前方交差車両警報
★車線変更時衝突抑制機能
★車線変更支援機能
★衝突軽減ブレーキ[CMBS](全方位へとアップデート)
★渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール[ACC](カーブ走行を支援)
以上の通りとなります。
Honda SENSING 360=フラッグシップモデル専用?

おそらくホンダとしては、各カテゴリーのフラッグシップモデルにHonda SENSING 360を搭載する考えを示しているのだと思われ、ZR-VはCR-Vの下に位置するDセグメントSUVなので、Honda SENSING止まりということに。
しかしながら、ガソリンモデルが廃止となり、e:HEVモデルのみに集約されて、おまけに車両本体価格が3,707,000円(税込み)~4,727,800円(税込み)と一気に値上げしたことを考えると、できれば特別仕様車e:HEV Z CROSS TOURINGや、e:HEV Z BLACK STYLEには標準装備してほしかったところです。
デジタルインナーミラーの設定が無い

続いて、こちらも相変わらず採用されないのがデジタルインナーミラー(別名:アドバンスドルームミラー)。
なぜか、ホンダでは頑なに設定されないデジタルインナーミラーですが、これまでと変わらずステップワゴン (STEPWGN)のみディーラーオプション設定され、それ以外のモデルではディーラーオプション設定すらされていません。

そもそもステップワゴンのアドバンスドルームミラーを他のモデルに流用できないのか?といった疑問もあるわけですが、ホンダディーラー曰く「流用できない」とのこと。
ZR-Vの元オーナーとして、ZR-Vの後方視界は決して悪いものではなかったのですが、競合モデルのトヨタ・ハリアー (Toyota Harrier)のデジタルインナーミラーの良さを知っているだけに、できればZR-Vを始め、ヴェゼルやフリード、オデッセイ、シビック(タイプR)、プレリュードなどにも幅広く展開してほしいものです。
