スバル「WRX STI」がやってくれた。ニュルブルクリンクにてポルシェ「918スパイダー」と同じラップタイムをマーク

2020-05-27

スバルの新型モデルとなる「WRX STI “タイプRA NBR”」が、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにて、とんでもない記録を樹立。
何と、当時市販車最速記録となるポルシェ「918スパイダー」と同じ6分57分をマークしたことがわかりました(厳密には6分57.4秒)。

この「WRX STI “タイプRA NBR”」は、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにおいて、アルファロメオ「ジュリア・クアドリフォリオ」の持つ、7分32秒を更新することを目標に製造されたキラーモデルで、もちろん、それだけでなく4ドアセダン最速となる個体となるために、様々な軽量化や足回りの強化が施されていましたが、まさかポルシェ「918スパイダー」と同等レベルにまで達するというのは予想外。


っとは言いつつも、今回ニュルブルクリンクに挑戦した「WRX STI “タイプRA NBR”」は、プロドライバによってタイムアタック仕様にチューニングされたもので、ラリー仕様の排気量2.0L 水平対向4気筒ターボエンジンから専用システム―ターボチャージャーのブーストアップにより最高出力を310psから600ps以上に向上。

更にはトランスミッションからエアロダイナミクス性能、リヤウィング等全てにおいてF1の技術が活用という、ある意味反則級のチューニングモデルとなっていますが、それでも「918スパイダー」と同等レベルにまで達することのできる性能を有するというのはお見事。
スバルは、今回の記録により更に誇り高き国産メーカとなり、今後のチューニングモデルや量産車量の技術力や性能の高さに期待のできるメーカへと進化していきそうですね。

Reference:Response

関連記事:ニュル最速セダンを目指す。スバル「WRX STI “タイプRA NBR”」がグッドウッドパブリックにてデビュー

スバルの新型モデルとなる「WRX STI “タイプRA NBR”」が、6月29日(木)にグッドウッドパブリックにてデビューすることが判明。

この「WRX STI “タイプRA NBR”」は、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにおいて、アルファロメオ「ジュリア・クアドリフォリオ」の持つ、7分32秒を更新することを目標に製造されたキラーモデルで、もちろん、それだけでなく4ドアセダン最速となる個体となるために、様々な軽量化や足回りの強化が施されているとのこと。
ちなみに、「タイプRA」の”RA”とは”Record Attempt(記録の試行)”を指しており、1989年にスバル「レガシー」がFIA World Speed Encurance Recordを破ったことにより、スバル自身の記録に挑戦していくことを意味しているとのこと。

なお、「WRX STI “タイプRA NBR”」は、グッドウッドパブリックでのデビューに向け、スタント・ドライバであるマーク・ヒギンズ氏が、タイム・アタック・オープン・クラスに参戦する模様。
(マーク・ヒビンズ氏は、サンモリッツのオリンピック・ボブスレー・ラウンドにて、「WRX STI」を運転したドライバであり、更には2016年にマン島TTにてラップ記録を更新した有名人でもありますね)

なお、今回の新型モデルでは、通常の「WRX STI」に比べて、カーボンファイバ製ルーフパネルやカーボンファイバ製リヤウィング、超軽量19インチBBSホイールが設定に。

また、パワートレインにおいては、排気量2.5L 水平対向4気筒ターボチャージャーを搭載し、最高出力310psを発揮するとのこと。