希少なジャガーXJ220が競売に登場!世界限定281台のみ、予想落札価格はフェラーリF40よりも高額な1億円超えの可能性…なおマクラーレンF1に最高速記録を塗り替えられた苦い歴史も

今ではもう手に入らない極上のXJ220が競売に出品へ

ジャガーの2ドアスポーツクーペXJ220がRMオークションにて出品されるとのこと。

XJ220は、幻のレーシングプロトタイプXJ13をモチーフにし、世界限定281台のみ生産された希少な個体で、その希少性と付加価値レベルはフェラーリF40やポルシェ959よりも高いといわれています。

しかも今回出品されるモデルのコンディションは極上で、おまけに独特のパープルカラーというのも、更なる希少性を高めているのではないかと思います。


内装も極上で、一度も乗っていないレベルの美しさ

XJ220は、1992年に世界で最も速い(最高時速354km/h)クルマと言われており、更にはインテリアにおいては、コノリーレザー製最高級レザーハイドのトリムや、ウィルトン製ウールカーペットといった、スーパーカーの中でも圧倒的なラグジュアリーモデルとしても有名でした。

本来であればV型12気筒エンジンを搭載するはずだった

ちなみにXJ220のパワートレインは、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550ps/最大トルク646Nmを発揮するほどの圧倒的なパフォーマンスを誇る個体でしたが、本来ならばV型12気筒エンジンを搭載する予定だったものの、インテリアのコストが相当にかかってしまい、予算の関係上ダウンサイジングせざるを得ない状況となり、V型6気筒ツインターボに変更したという裏話も。

走行距離は僅か3,300kmでフルメンテナンス済み

この個体の走行距離は約3,300kmとかなり少ないものの、エンジンメンテナンスは定期的に行われており、走行する分には全く問題ないとのこと。

なお、予想落札価格は公式的に発表されていないものの、一部の噂ではフェラーリF40よりも高額な3億円以上ともいわれており、RMオークションの目玉商品にもなりそうですね。

ちなみに、上述にも記載の通り、当時はXJ220が圧倒的な速さを誇り、最高時速も354km/hに到達する程にハイレベルな個体だったのですが、この個体を打ち破ったのが何を隠そうマクラーレンF1であったといわれています。

マクラーレンF1は、ジャガーがまさに理想としていたV型12気筒エンジンを搭載し、最高速度も391km/hと圧倒的な差を付け、スーパーカーの頂点に上り詰めたダークホースとなっています。

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Reference:CARSCOOPS