3年連続で盗難被害トップのトヨタ「プリウス」が新たな手口で盗難可能に。4年連続で盗難トップになってしまうかも
デジタル版・朝日新聞にて、トヨタ「プリウス」が新たな手口で盗難される、という記事が公開に。
これは、最近多くみられる「積み替え」という盗難手段で、記事によると”車を制御するコンピュータを自分が用意した別の危機にすり替えてエンジンをかける”といったもの。
Via:デジタル版・朝日新聞
以前、レクサス「LX570」が簡単に盗難されてしまうという動画が公開されていましたが、恐らく以下の動画のような似た手口で行われたものなのではないかと思いますね。
特に、こういった「積み替え」の被害を多く受けているのがトヨタ「プリウス」とのことですが、「プリウス」は過去3年間盗難被害の多い自動車ランキングで3年連続トップ(全くうれしくないですが)をとっており、年々その被害台数もほんの少しずつ減少傾向にあるものの、被害レベルは悪化(ドライブレコーダやレーダー探知機、ナビゲーション画面の盗難等)しているとのこと。
今回の「積み替え」という新たな手口も、現代の車の電子制御化が進んだことが起因していて、本来の電子キーを操作すると、登録番号が一致して制御機器が作動しドアの鍵が開いたり、エンジンがかかったりする仕組みを利用して、制御機器を付け替えることで、それに伴って別の電子キーが有効になるという落とし穴があるために「簡単に盗難されてしまう」というわけですね。
ただ、こういった盗難被害に対して私たちユーザが今後どのように対策していくべきか、という点に関しては、イモビライザーやバー式ハンドルロックなどの活用、防犯設備が充実した駐車場の利用等、様々ではありますが、少しでも対策につなげられることがあるなれば、若干のコストがかかってでも、盗難被害によって降りかかる損失を考えると、「安心をお金で買う」といった選択は非常に重要なのかもしれませんね。