BMWが93車種・8万台超えの大規模リコール。エアバッグ不具合でインフレータ破損の恐れ

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、BMW「1~7シリーズ」等の93車種・8万台を超える大規模リコールを発令。

リコールの内容としては、エアバッグの不具合によるもので、運転席用または助手席用のエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切であった場合に高い湿度の環境下で大きな温度変化を繰り返すとガス発生剤が劣化することがあるとのこと。
そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれあります。


対象となるのは、2013年1月4日~2017年7月30日に製造された「118i」「118d」「218iアクティブツアラー」「218dアクティブツアラー」「218dグランツアラー」「320i」「320d」「420iグランクーペ」「523d」「X1 sDrive 20i」「X5 xDrive 35d」を含む93車種(全車種はコチラにまとめております)で、計8万4,509台の大規模なリコールとなります。

改善措置としては、全車両、エアバッグユニットを対策品と交換するとのことですが、対策品の準備に時間を要することから、まずは全ての使用者に対しダイレクトメールにより連絡して対策品が準備できた段階で再度連絡し交換作業を行うとのこと。
なお、現時点では不具合及び事故は発生していないとのことです。

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