イギリスのBBRが、マツダ「ロードスター/MX-5」用に1.5Lターボキットを販売。200馬力超え、最大3年の保証付

2020-05-27

イギリスのチューナであり、マツダ「ロードスター/MX-5」を専門にチューニング・カスタムすることで有名なBBRが、今回も同車専用の排気量1.5Lターボエンジンキットを発売へ。
このターボエンジンキットは、既存の1.5Lエンジンを置き換えることなく鋳鉄製マニホールドを備えたツインスクロールターボチャージャーにて、スタンダードなアイドル特性だけでなく、元の電子安全機能とMOTエミッションのコンプライアンスを保持。

これによりパワートレインは、排気量1.5L 水冷直列4気筒NAからターボチャージャーエンジンにアップグレードし、最高出力131ps→210ps、最大トルク150Nm→267Nmに向上することで、排気量2.0L SKYACTIV-G搭載のターボエンジン並みのパワーを提供することが可能となります。


今回アップグレード可能とするターボキットは、ルーフがソフトトップ/RFのいずれにも適用でき、幅広いラインナップにて対応。
これについて、BBR GTi LtdのマネージングディレクターであるNeil McKay氏は「BBRの初期開発作業により、排気量1.5LのSKYACTIV-Gエンジンにてマツダが優れた仕事をしていることが証明されました」とマツダエンジンの性能と耐久性の高さを評価。
今回は、TSX28-67Rターボチャージャーを中心に展開し、エンジンベイのフロント部に設置された空対空気式インタークーラによって補完され、Starchip/EcTeck RaceRomソフトウェアや燃料供給、点火類、ブースト系を変更することでスペックアップを図ってきました。

今後はステージ2による更なるアップグレードとパフォーマンス向上のために、更なる開発を進めていくとのことですが、今回の1.5Lターボエンジンキットの費用は約50万円、延長保証パッケージは最大36か月(12~36か月にて選択が可)付きとなっています。

Reference:autoevolution

関連記事:BBRがマツダ「ロードスター/MX-5」専用チューニングパッケージを発表

マツダモデルをメインに手掛けるイギリスチューナーのBBR GTiが、マツダ「ロードスター/MX-5」専用パワーアップキットを発表しました。
本パワーアップキットの名称は「スーパー200」で、既にBBR GTiがリリースしている「スーパー160」や「スーパー175+」、「スーパー190」を上回るパワフルなキットとなります。

具体的には、燃料や点火、カムタイミングのセッティングを変更するスタートチップECUソフトウェアが構成されたり、切削のチールエアインテークやアップグレードバルブスプリング、リターナー、コールドエアインテークシステム等が装着。

更に「ロードスター/MX-5」のパワートレインとなる排気量2.0L 直列4気筒エンジンの搭載はそのままに、最高出力155ps→207ps、最大トルク201Nm→243Nmにまで大幅向上。
0-100km/hの加速時間速は7.3秒→5.7秒まで1.6秒も短縮することに成功しているとのことです。