トヨタからGRスーパースポーツコンセプトが発表。V6ハイブリッドで1,000馬力を発揮だ

2020-05-26

本日より開催中の東京オートサロン2018にて、トヨタのモータースポーツ部門であるToyota Gazoo Racing(TGR)が、新たなスポーツモデル「GRスーパースポーツ・コンセプト」を発表しました。
この個体は、FIA世界耐久選手権(WEC)にて鍛えられTS050ハイブリッド技術を活かしたコンセプトカーであるとして、これまでGazoo Racingが積み上げてきた技術とノウハウを最大限に生かしたスーパースポーツモデルとなります。
パワートレインとしては、排気量2.4L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)とペアになっていることから、システム総出力1,000psを発揮するといわれています。


今回のコンセプトモデルに関して、Gazoo Racing社CEOの友山茂樹氏は、トヨタがアクティブなレーシングカーからスポーツカーを開発する計画を立てていることを除き、GRが持つパワートレインは、TS050ハイブリッドに似たパワートレインを持つことに加えて、GSRスーパースポーツコンセプトがWECにてそのパワーを大いに生かすことができる、とコメント。
元々GRがモットーとする”市販車両をパワーアップさせてスポーツカーを製造するのではなく、レースやラリーにて培われたノウハウを様々な制約の中で、どれだけ市販車両に近づけることができるか”というところを、今回のコンセプトモデルにも反映させているのだと考えますが、実際の走行性能はどこまで向上・発揮できるのかは非常に気になるところ。

なお、外観としては、フロントガラスからサイドガラスにかけて一体型となっていて、ドアの開き方については不明ですが、恐らくガルウィングドアのような上に開くタイプを採用しているのではないかと思われます。
ホイールサイズとしては、フロント・リヤともに共通の18×13j(330/710R18)を装着。
フロントエンドには、ワイドなメッシュグリルが装備され、空冷対策に加えて、カーボンファイバ製フロントスプリッターやカナードによる空力特性を活かして走行性能を向上。

サイドからの確認は難しいものの、リヤには大型シャークフィンに加えてリヤウィングも装着され、強力なダウンフォースを発生していると思われます。
東京オートサロン2018は、本日含め1/14(日)までの3日間となりますが、私も一応チケットは持っているため、時間が合えば直接確認したいところです。

Reference:CARSCOOPS