【2017年版】世界で最も売行きの悪かった車両トップ10を発表【5~1位】

2020-05-26

グッドカー(Good Car)・バッドカー(Bad Car)の情報より、2017年に世界にて最も売行きの悪かった車両トップ10が発表されました。
昨年、アメリカを中心にクロスオーバーモデルやSUV、ピックアップトラックといった定番車両が販売上位を独占。
一方で、限定車両やスーパーカー、ハイエンドな高級車、スポーツカーといったモデルはほとんど人気が無かったと言われています。

また、トータルセールスにおいても、セダンタイプがSUVに追いつくには相当苦労しているとのことで、更には高性能モデルもほとんど人気が無いことが明らかとなっています。
今回、そんな不振が続くモデルの中でも、特に本調子が挙がらなかったモデルトップ10を公開していきますが、どういった基準でランク付けをされているかは不明(大きくは販売台数)で、あくまでもグッドカー(Good Car)・バッドカー(Bad Car)の情報を基にランキング(5位~1位)を反映させています。


まず5位は、ベントレー「ミュルザンヌ」。
こちらの個体、昨年の販売台数は僅か98台。2017年には大型アップデートを施したにも関わらず、3桁台の販売台数の大台に乗れるほどの魅力が無かった模様。
ただ、「ミュルザンヌ」は約3,600万円もする超高額車両のため、そこまで多く販売するほどの目標は無かったといわれています。

続いて4位は、スーパーカーモデルとなる「フォードGT」。
こちらの個体、昨年は僅か89台しか販売されていないモデルですが、世界限定500台のみで、生産も中々に追いつかないモデルであるため、むしろ僅か1年間で89台もの車両を販売したことの方が素晴らしい功績と言えると思います。

続いて3位は、韓国・現代自動車「エクウス」。
こちらの個体、中々聞き覚えの無い一台ではありますが、実は韓国メーカー製乗用車としては最高級車種と言える1台(日本で言えばトヨタ「センチュリー」)。
ただ、現代自動車の上位ブランドに位置するジェネシスが誕生し、更にはフラッグシップモデルとなる「G90」がラインナップされたことから2016年に廃版となりました。
そのためもあってか、昨年の販売台数は僅か20台のみと少ないものの、中古車市場では高値で取引されているほどの人気車種となります。

続いて2位は、キャデラック「ELR」。
キャデラック初の量産PHVモデルとなる「ELR」ですが、車両本体価格が約900万円とあまりにも高額すぎる価格設定のせいもあって、2017年は僅か1,716台という販売台数にて終了。
同社CMO(最高マーケティング責任者)のウーヴェ・エリングハウス氏も「このクルマ高すぎました。他社よりも充実した装備であること前提に開発を進めたものの、それに見合った価格設定にできなかったことは大きな反省点ともいえます」と、同調してしまうほど。
もちろん、価格設定を低くしてしまうと、シボレー「ボルト」に近くなってしまうという問題から、特別感を持たせた一台にするには中々立ち位置の難しいモデルとなってしまいました。

そして栄えある?1位はまさかのトヨタ「ヴェンザ」。
こちらの個体、「カムリ」のプラットフォームをベースとした中型クロスオーバーモデルなのですが、「ハイランダー」や「RAV4」、そして「4Runner」といった主要モデルがある中で登場してしまった中途半端なモデルとなります。
そんなこともあってか、昨年の販売台数は僅かの14台。2015年にはアメリカでの製造が終了し、更に2017年12月にはカナダでの販売も終了。9年間という長い販売期間ではありましたが、トータル的にもほとんど売れていないモデルとなります。

関連記事:【2017年版】世界で最も売行きの悪かった車両トップ10を発表【10~6位】(2018/1/24投稿)

Reference:CARSCOOPS