ロンドンのポリスカーにトヨタ「MIRAI」を採用。環境保護に徹したパトロール活動を

2020-05-26

イギリス・ロンドンのポリスカーにトヨタの水素燃料電池自動車(FCV)である「MIRAI」を採用。
「MIRAI」といえば、1日の生産台数が僅か3台(年間約1,000台)のみで、発表当時は納期3年と言われるほどの希少なモデルといわれましたが、今現在では生産設備が強化され、年間3,000台ペースにまでアップされたため、納期3年→1~2か月へと大幅短縮されることに。


そんな特別な水素燃料電池を用いた「MIRAI」が、ロンドンのポリスカーに本格的に採用されたわけですが、これはロンドン市長のクリーンエアー戦略計画の一環で、世界最大のゼロエミッション水素燃料電池車を用いることで、環境に配慮したパトロール活動を目標に導入したと言われています。
「MIRAI」は、水素燃料タンクを満タンにした状態で約483km走行可能。0-100km/hの加速時間は10秒未満で、最高時速は180kmにまで到達します。



車両価格としては、地方税を除いて約900万円と高額ではありますが、リースプランも充実していて、ランニングコストの掛かりにくい車両であるとして非常に人気の高い一台となっています。
走行中タンク内の燃料が不足すれば、イングランド首都の5つの水素充填ステーションを活用することが可能で、今後は更に設備が増加すると言われています。

今後は、ゼロエミッションモデルのポリスカーを2020年までに550台まで増やし、超低排出ガスを目標に更なるクリーンな環境を維持していきたいとのこと。

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Reference:CARSCOOPS