メルセデスベンツAMGが明言「SUVにブラックシリーズは登場しない。絶対有り得ない!!」

2020-05-26

メルセデスベンツAMGといえば、より強力でハイパフォーマンスを発揮するモデルが多く、その中にはクロスオーバーやSUVモデルも含まれますが、先日開催されたアメリカ・ニューヨークオートショー2018にて、同社のTobias Moers氏がAutoGuideからのインタビューに対し「No!No!No!No!ブラックシリーズが適用されるのは2ドアモデルのみだ。SUVモデルには絶対に適用されない」と全否定。


ブラックシリーズは、AMGの中でも最もエクストリームなパフォーマンスモデルとして登場していて、「SLK/CLK/Cクラス/SLS」に適用されています(SLKについては、折畳み式のハードトップから固定式へと置き換えられた)。

その中でも、「SLSブラックシリーズ」については、2013年に導入された最後のモデルとも言われていて、モデルライン全体が2015年に廃止されて以来登場していないものの、新たに登場した「GTクーペ」にて、ブラックシリーズが登場すると言われています。

なお、Tobias Moers氏によると「C63ブラックシリーズ」については、パフォーマンスと価格の面で「GTクーペ」とカブってしまうためラインナップする必要はない、と説明。
これについては、「Eクラス/Sクラス」のクーペタイプや「SLC/SL」にも同じことが言えるため、ブラックシリーズ自体が現行AMGの2ドアクーペ(「GT」を除く)に適用される可能性は低くくなるも、もしかするとブラックシリーズとは別の特別なシリーズがラインナップされる可能性があるかもしれません。

Reference:CARSCOOPS

関連記事①:メルセデスベンツAMGが2018年モデルとして「GT・ブラックシリーズ」を販売か(2016/11/29投稿)

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メルセデスベンツのスポーツブランドに位置するAMGですが、その中でも上位モデルとなる「GT」のハードコアモデル「ブラックシリーズ」が2018年に販売される可能性が高いとAMGのCEOが明言しました。

なお、この「ブラックシリーズ」を市販化するとなると、現時点では「GT R」がすでに最高出力577psを発揮していることから、少なくとも最高出力600psは発揮するものと考えられています。

関連記事②:メルセデスベンツAMG「GT R・ブラックシリーズ」はパワーよりもハンドリング・走行性能を重視。開発も順調に進行中(2017/9/17投稿)

以前、メルセデスベンツAMGの上位モデルとなる「GT R」の更なるハイパフォーマンスモデルの開発車両(「GT R・ブラックシリーズ」)を捕捉した記事を公開しましたが、今回AMGのボスであるTobias Moers氏が「AMG GT R・ブラックシリーズは現在開発中であり、基本的には走行性能を重視したモデルとして発表したい」とコメント。

また、同氏は先日より開催中のドイツ・フランクフルトモーターショー2017でのコメントでも「AMG GTのライフサイクルに終わりが見えない限りはブラックシリーズを発表することはできない。ただ、具体的にどういった流れで開発を進めていくべきかは把握しているとのことで、その中には、パワーのみを有する個体を開発するのではなく、ハンドリング性能や走行性能を最大限に発揮する個体を作り上げていく」と意気込みを新たにしている模様。

なお、パワートレインとしては排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンは変わらず、最高出力600ps以上を発揮する可能性があり、通常の「GT R」の585psよりも更にパワフルになり、このパワーアップに加えてエアロ要素の改善が行われ、ちょっとした軽量化もあるかもしれません。

もちろん、これだけの改良で終了する可能性は到底低く、プラットフォームに加えてその他の軽量化、パーツの改良など、手を加えるべき要素が多々あるとのことですが(それだけ「GT R」は完成形には程遠い個体であった?)、現時点ではそれを明らかにすることは不可能とのこと。