インディ500のペースカーとして起用されたシボレー「コルベットZR1」が、何もないストレートにてクラッシュ【動画有】

2020-05-26

先週開催されたインディ500の第8戦目であるデトロイト・グランプリにて、ベル・アイル(Belle Isle)にて使用されたペースカーのシボレー「コルベットZR1」が何もないストレートのところでコントロール不能となり、バリアサイドに突き当たる事故が発生しました。

この事故の影響により、「コルベットZR1」のフロントバンパーは大破し、更にはレースが約27分間中断するといったアクシデントが発生しました。


今回の事故に関して、ゼネラル・モータースのマーク・ロイス氏は「コルベットZR1を操作していた人物、その他の関係者に重大な怪我が無かったことにはホッとしています。ペースカーのドライバとシリーズ関係者はインフィールドケアセンターに運ばれ、チェックインしすぐに検査を受けて問題ないとの連絡を受けています。その一方で、今回の事故が起きたことは非常に残念です。天候や路面状況等の多くの要素が寄与したのだと思われます」とコメント。

「コルベットZR1」には、ZTKパフォーマンスパッケージと呼ばれる、調整可能なリヤウィング、ミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤ、パフォーマンスサスペンションが装備されていて、更にはマグネティックライドコントロールやブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、クロムアルミホイールが装着されています。

パワートレインは、パワートレインは、排気量6.2L イートン製LT5 V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力765ps、最大トルク969Nmを発揮。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は僅か2.85秒(フェラーリ「488ピスタ」と同じ加速力)で、最高時速は341km/hにまで到達するも、価格帯は約1,500万円程のコスパ最強の一台となっています。

【IndyCar 2018 Detroit Pace Car Crashes before Race Starts!】


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Reference:CARSCOOPS