何と。マクラーレン「600LT」は「570S GT4」から派生モデルであったことが判明

2020-05-26

「600LT」はまさかのトラック仕様「570S GT4」からの派生版

先日発表したばかりのマクラーレンのスポーツシリーズ・ハードコアモデル「600LT」について、MotoringとのインタビューにてマクラーレンのチーフエンジニアであるPaul Burnham氏によれば、トラック専用モデルとなる「570S GT4」から派生したハードコアモデルであることがわかりました。


マクラーレン「600LT」は、「570Sクーペ」と比較して95.9kg軽量化され、車体重量は1,247kgを実現(「マクラーレン・セナ」は1,198kg)していますが、これは、以前に同社CEOであるマイク・フレウィット氏が説明した「パワーレース」から「ウェイトレース」へと置き換えなければならないことを示唆した始まりのモデルであって、McLaren Composites Technology Centre(マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センター)が、今年後半に向けて車体重量を大幅に軽量化していくことが期待されています。

関連記事:マクラーレンCEOが「パワーレース」から「ウェイトレース」に切替えへ。今後は軽量化がキーポイントに(2018/7/1投稿)

なお「600LT」が軽量化された中身には、インテリアに「P1」のようなカーボンファイバレーシングシートと軽量のアルカンターラトリムを多用し、「マクラーレン・セナ」にも採用の超軽量カーボンファイバシートを追加したことも大きく影響しています。それだけマクラーレンが「600LT」にかける想いは相当に強いことがわかりますし、「570S GT4」からの派生版として本格始動するのもある意味納得はします。

ちなみに「600LT」のパワートレインは、排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力600ps、最大トルク620Nmを発揮します(パワーウェイトレシオ比は2.08kg/ps)。

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Reference:motor1.com

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