あのイタルデザインと共同開発の日産「GT-R 50 by Italdesign」がサーキットにてテスト走行。8月末にはモントレーにも登場【動画有】

2020-05-26

限定版「GT-R」がサーキット初走行

過去にランボルギーニ「ウラカン」をベースとした特別限定モデル「ZeroUno」を販売したイタルデザインが、日産と共同にて開発した世界限定50台のスペシャルモデル「GT-R 50 by Italdesign」にて、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットでのテスト走行を実施しました。


走りはシャープな綺麗味でまさにサーキット向け

「GT-R 50 by Italdesign」は、以前イギリス・グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018にて世界初公開され、8回ものデモ走行を実施し、大きな話題を呼んだ一台。
車体のデザインは、現行の「GT-R NISMO R35」をベースにしているとのことですが、まるでプロトタイプのような武骨さと、シャープ且つスタイリッシュなコンセプト風の奇抜な感じが魅力的ですね。

パワートレインは、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、GT3コンペティション仕様のVTECターボチャージャーと、より大きなインタークーラーを備えたNismo仕様のアップグレード版で、ヘビーデューティクランクシャフトやピストン、コネクティングロッド、ベアリング、高流量ピストンジェット、カムシャフトプロファイルを改良することで、最高出力720ps/7,100rpm、最大トルク780Nm/5,600rpmを発揮します(パワーだけみたらマクラーレン「720S」と同じ)。

エンジンだけでなく、トランスミッションは6速DCTを更に強化し、より強力なディファレンシャルとヘビーデューティドライブシャフトにより、ダイナミック且つ安全に四輪駆動(AWD)へと伝達されます。

サスペンションも改善され、Bilstein製の超可能となるダンピングシステムを備え、フロント6ピストン、リヤ4ピストンの超強力なブレンボブレーキを装着します。

なお、この個体は今月末より開催するモントレー・カー・ウィークにて出展される予定ですが、今回テスト走行された個体が量産仕様として改良されるのか、今回のプロトタイプモデルがそのまま量産化されるのかは不明ですが、これまでに無い日産の新たなグローバルスポーツモデルとして躍進していくための、新たな一歩を踏み出す個体になると思われます。

【Nissan GT-R50 by Italdesign first track drive at Spa】

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Reference:motor1.com