マクラーレン「何度でも言うたる。SUVはマジで作らん!だって金かかるもん。その代り2025年にはEV作るで!」

2020-05-26

マクラーレンが改めてEVとSUVについてコメント

マクラーレンは以前、2025年には全てのラインナップモデルをハイブリッドや電気自動車(EV)に切り替えていく計画を示していましたが、同社CEOであるマイク・フレウィット氏が、改めてこの計画と他のモデルに関してコメントしています。


EV開発は着々と進行中。しかし・・・

同氏は、オートモーティブ・ニュースのUrvaksh Karkaria氏に対して「2025年までに欧州の厳しい排出ガス規制を満たしていくために、ハイブリッドモデルやEVモデルへと切り替えていくこと。パフォーマンス性や排出基準を満たす唯一の方法はこれしかない」と改めて決意。

どのメーカよりも高い走行性能を提供するマクラーレンとして、ハイブリッドモデルが一切妥協の無い高性能スポーツカーになると主張していますが、その一方で、バッテリー技術については、2025年までに準備することはむずかしいとも説明しており、更には性能面にて望ましいものを提供する準備ができていないと若干弱気気味。

現時点では、マクラーレンの中で少しずつEVの技術が使えるようになっているとのことですが、妥協の無いパワートレイン・ソリューションを提供するにはまだまだ程遠く、内燃機関の排出量が少なるだけではなく、より良いスポーツカーにするには改善すべきポイントまだまだあるとのこと。

SUVはマジで作らん!プン!

なお、これに加えてマクラーレンは、以前から常に開発を否定し続けているSUVモデルについても、今後も開発をすることはないと強調。
そしてSUVモデルは、マクラーレンの情報によれば、設備投資の追加等を考慮すると、あまりにもコストがかかり過ぎるし、そのモデルに必要なエンジニアリングはマクラーレンには存在しないと説明。

マクラーレンは、製品を作るうえで、3つの簡単なテストを行うとして、それはブランドにとって非常に重要なことであり、顧客ベースに対する権利の一つになっていると説明。
クラス最高のクルマを実現する技術として、SUVはこのテストには適さないし、マクラーレンブランドの価値を落としかねないとして常にSUVを遠ざけていますが、ある意味この辺りのマクラーレンの芯の強さが、究極の速さを追究するためのポイントになっているのかもしれませんね。

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Reference:motor1.com