トヨタ幹部「新型スープラにはマニュアル(MT)の可能性がある。もしかしたらロードスターも…」→当初と言ってることがめちゃくちゃに

2020-05-26

新型「スープラ」にマニュアルがラインナップされる?

BMWとの共同開発モデルで、現在開発も終盤に差し掛かっているであろうトヨタの最新2ドアスポーツモデル「スープラ」。
最近では、パートナーシップを築いたBMWとは2014年以降コミュニケーションをとっていないことや、元々はミドシップエンジンを検討していたものの、豊田CEOに即ボツ扱いを受ける等のこぼれ話が公表されていましたが、新たな話題として右ハンドルを搭載する市場においては、「マニュアル(MT)を採用する可能性がある」ということがわかりました。


右ハンドル市場を対象に、本格的に検討が進められているMT

現在トヨタが販売する2ドアスポーツモデル「86」やスバル「BRZ」、そしてマツダ「ロードスター」のように、今となっては絶滅危惧種といっても過言ではない3ペダル式のマニュアルトランスミッション。
この仕様について、トヨタの主任技術者である甲斐将行 氏は、新型「スープラ」に”オプション”として搭載される可能性があるとして、その最初となる市場が右ハンドルをメインとするオーストラリアや日本、そしてイギリスになるとい説明しています。

もはや計画性が見えないトヨタ

元々の計画では、共同開発を進めるBMW「Z4」にMTが追加設定され、「スープラ」にはATのみという流れでほぼ確定していた話だったのですが、今になってその話は全く異なる方向性を示すことに。
おまけに車体スタイルについても、トップルーフがオープンにならないクーペのみを販売するという方針でしたが、これについても「ロードスターが登場する可能性がある」等、当初計画していた内容とは全く異なっており、それに加えて開発スピードが遅れてしまってモーターショーに出展できない等の技術仕様の不明確さと開発スケジュールの甘さが露呈されているところを見てしまうと、流れは非常にめちゃくちゃで「本当にスープラは市販化されるの?」と疑いをかけられてもおかしくはないですね。

今のところ、新型「スープラ」は2019年に販売を予定していますが、これについてももしかすると販売されない恐れも十分に考えられるかもしれません。

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Reference:motor1.com