約15分の1の大幅下落。予想落札額 約1,000万円と言われていたラーダ「ニーヴァ」が、まさかの約68万円にて落札

2020-05-26

とんでもなく安く落札された「ニーヴァ」

以前、元パリ・ダカールラリーにて大活躍したロシア・ラーダのコンパクトオフロードモデル「ニーヴァ」が古びた納屋にて発見され、RMsotheby’sオークションでの予想落札価格が約1,000万円というとんでもない予想価値が付けられていました。
しかし、先日のオークションにて実際に出品されたところ、予想落札価格には全く届かない、最終落札価格はたったの約68万円であったことが判明しました。

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今回出品の「ニーヴァ」ってそんなスゴイの?

今回出品された個体は、1979年に製造され、その2年後である1981年のダカール・ラリーイベントに参戦し、そこで3位という功績を得た名誉ある一台となります。
耐久性のあるレース用に改良された「ニーヴァ」は、特別なボンネットやプラスチック製ドアとブーツ、フロント・リヤに加えられたプロテクションやアシスト類等、重量感のあるサスペンションと大容量の燃料が装備されています。

ただ残念なことに、この個体のほとんどのパーツが故障となっていて、エンジンが始動することもなく、加えて修復だけでは不可能で、ほぼ全取替えレベルの修理が必要になるとのこと。
また、これだけの保管管理ということで、そのプレミア価値は全く無く、むしろ約68万円にて落札されたことが一番の驚きであったとのこと。
ただ、なぜこれだけの予想落札価値が付けられたのかは未だに疑問視されています。

仮にダカール・ラリーにて優勝していたとしても、100万円の価値が付けられていたかはわかりませんが、今回の個体は3位入賞の一台となるため、その価値はほとんど無いとのことです。
納屋にて放置され、故障やサビが目立つ個体であっても、やはりそれでも億以上の価値を持つのがフェラーリやジャガーのクラシックタイプ。
ラーダはさすがにこうしたクラシックモデルの仲間入りを果たすことはできませんでしたが、今回落札された個体が今後どのように活用されるかは一切不明なままとなっています。

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Reference:CARSCOOPS