スズキ・新型「ジムニー」に早くもリコール。フロントディファレンシャルの組付け不具合で走行不能の恐れあり
新型「ジムニー」に早くもリコール!
スズキが今月7月に発売したばかりの新型「ジムニー」に早くもリコール。
リコールの内容としては、フロントディファレンシャルに関して不具合があるとして、フロントデファレンシャルの組付け作業管理が不適切なために、減速比の異なるフロントデファレンシャルを組付けたものがあるとのこと。
そのため、四輪駆動走行時に前輪と後輪に回転差が生じて走行性能が低下し、最悪の場合は駆動系部品が損傷し、走行不能となるおそれがあるとしてリコールを発令としています。
てっきり、先日のアメリカにて行われたカーメディアによるテスト走行の際に発生した謎の自動ブレーキに関するリコールかと思いましたが、それとは全くの別モノになりますね。
いずれにしても、海外にて発生した不具合や今回のリコール内容を鑑みても、もしかするとこれから更に不具合が生じる恐れも十分にあると思われ、より一層の厳しい品質管理のもとでの製品作りが必要になると思われます(特に納期が迫られる「ジムニー/ジムニー・シエラ」の評価は更に厳しくなりそう)。
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そもそも何で減速比の異なるフロントディファレンシャルを組付けたの?
リコールの対象となるのは、2018年11月2日~2018年11月8日に製造された「ジムニーJB64W」のみで、20台のみがリコールとなります。
ただ、リコール開始日が12月26日からとなっているため、ディーラによっては12月27日で最終営業日というところもありますし、僅か20台と言えども年内に全ての車両を対策品に取り替えることは非常に難しいと思われます(そもそもリコール車両を年内に持ってこれるオーナーも少ないかと…)。
そう考えると、これから雪が降る時期になりますし、そのような状態にて走行が不安定な車両にて年越しというのはちょっと不安が残ってしまいますね。
改善措置として、全車両、フロントデファレンシャルを正規品に交換する、リコール作業を行うとのことですが、組付けの際に減速比の異なるフロントディファレンシャルを組付けてしまった原因は一体何なのかも併せて追究する必要があるのでは?と考えたりもします(不具合0件・事故0件)。
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Reference:suzuki