FCAボス「ダッジ・次期チャレンジャーはハイブリッド化になる。エンジンも小さく、車重も軽くなる、パワーも上がる…最高じゃん!」

2020-05-27

遂にアメリカン・マッスルカーもエコなハイブリッド仕様に

アメリカン・V8マッスルカーの代表格ともいえるダッジ「チャレンジャー」について、FCA(Fiat Chrysler Automobiles)CEOであるMike Manley氏は「次世代モデルのチャレンジャーはパフォーマンスと効率化の目標を達成するために、ハイブリッド化を検討している」とコメントしています。


やっぱり時代は小型化&軽量化によるパワーバランスの向上

これは、以前開催されたアメリカ・デトロイトモーターショー2019にて、FCAボスのインタビューのなかで、現在の大型となるV型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載したモデルは2020年代半ばまでしか存在しないことを明らかにし、更にはハイブリッドモデルがアメリカン・マッスルの次なる代表格を表す一種になると説明しています。

特に次世代「チャレンジャー」は、今後はエンジンがハイブリッド化されるだけでなく、プラットフォーム技術も専用化され、車体重量も軽量化されることでパワーウェイトレシオ比のバランスも大きく向上するとし、これまでに無い圧倒的なパフォーマンスを発揮する「チャレンジャー」を顧客に提供できることが楽しみであると説明しています。

「排気量で走ってナンボ!」の時代は終わった

なお、パワートレインについては排気量5.7L V型8気筒HEMIスーパーチャージャーエンジンから、遂にダウンサイジング化されたV型6気筒ツインターボエンジン+小型電気モータのハイブリッドユニットをレンジトッピングモデルとしてラインナップし、最高出力も800hp以上を発揮することが期待されています。

また、エントリーモデルにおいては、かなりリーズナブルな価格での提供を検討しているとのことで、エンジンも排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン+48Vのマイルドハイブリッドサポートを受ける一台をラインナップ予定。
恐らく燃費性能も飛躍的に向上する一台になると思いますが、このタイミングでアメリカン・マッスルカーの”排気量に頼るパワフルな走り”という概念が変わることになりそうです。

ちなみに、ダッジ「チャレンジャー」の2018年の販売台数は、2008年以来となる過去最高記録の66,716台を売り上げ、遂に競合となるシボレー「カマロ」を追い越して、フォード「マスタング」に次ぐアメリカで2番目に売れたマッスルカーとなりました。

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Reference:CARSCOOPS