次世代シリーズのBMW「1シリーズ」とメルセデスベンツ「Aクラス」が共同開発するとの噂。自律走行技術も共有化へ

2020-05-27

「スープラ」×「Z4」に続き、次は「1シリーズ」×「Aクラス」?

ドイツ御三家に含まれるBMWとメルセデスベンツのエントリーモデルである「1シリーズ/Aクラス」の次世代Cセグメントモデルシリーズが、両社の共同開発モデルとして登場する可能性があるとし、更には自律型自動車技術の共有化も図られるのではないか?という噂が浮上しています。


開発コストの節約と見直しが主な目的?

これは、ドイツ新聞のHandelsblattから明らかになったもので、各社運転システムに数千億円規模の投資を続け、Waymoのようなライバル企業に遅れを取らないようコスト低減の徹底も図ることを目的に共同開発が進められる可能性があると示しています。
もちろん共同開発は自律走行技術だけでなく、アーキテクチャも共有化されるかもしれず、これによって投資コストの節約も図られることになり、時期的には2025年までには発売の準備が進められると予想しています。

まだ具体的なことについては明らかになっていませんが、先日のトヨタ・新型「スープラ」とBMW・新型「Z4」の共同開発のように、主にBMW製のエンジンやプラットフォーム、各種パーツ類を提供することで、「中身は一方的にBMW」ということも有り得るため、今回の共同開発モデルも外側はそれぞれのデザイン言語を採用しつつも、中身はいずれのブランドに固められることは容易に考えられそうです。

あとは、それぞれが同じエントリーグレードであっても、価格設定はもちろんのこと、同じエンジンでありながらもスペックが若干異なったり、車体重量が異なることでパワーバランスに大きな差が生じたりと、そのあたりはメーカの技術力とブランド力に大きく依存してくるところなので、大きくこの辺りで差が開いてくるものと予想されます

ただ、その一方で大きな課題点もあるようで、BMWとメルセデスベンツのエンジニアが合弁事業の考えに賛同しない恐れがあり、そうなると共同開発の計画が遅れることは愚か、市販化に漕ぎ着けることも不可能になるのではないか?と言われています。
これについては、今後両社が話し合いを進めていくポイントであり、どのように話の展開が進められるかは不明ですが、個人的には両社の代表的なモデルの一つとなるわけですから、注目株を上げることと話題性を高める意味でも是非とも市販化に漕ぎ着けて欲しいところです。

☆★☆関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS