パワーウェイトレシオ比は僅か1.2以下。低排気量の三菱製エンジン?!を搭載したマクラーレンF1 Evoが登場【動画有】
超軽量級のマクラーレンF1がヒルクライム走行?!
今シーズン初めてとなるオーストリアのレヒベルク・ヒルクライム2019(Rechberg HillClimb Racing)にて、アメリカ・フロリダのチューニングメーカであるDDR MotorsportがマクラーレンF1のレプリカモデルMcF1 Evo(商標問題の関係でマクラーレンF1という名称は不可)を初公開し、世界で初めてヒルクライム走行が行われました。
三菱製の低排気量エンジン搭載で、パワーバランスもトップエリート
今回登場している個体は、Norma M20FCと呼ばれるLMP1クラスのモデルがベースになっているとのことで、KOMVET Racingによって設計されたシャシーを採用し、パワートレインは排気量1.7L 三菱製4G63型エンジンをリヤミドシップに搭載、最高出力600hp/最大トルク9,500rpmを発揮します。
また車体重量としては、僅か710kgのウルトラライトウェイトモデルで、パワーウェイトレシオ比は1.2以下と非常に優秀な数値を誇ります。
基本的には、Norma M20FCのボディパネル部分をF1 Evoにトレースしたという考えになると思いますが、空力特性や車体バランスが向上しているのかどうかは一切不明。
コンバートモデルに近い印象を受けるF1 Evoですが、耐久性や品質面は相当に高いようで、今回のように少々乱暴な走りを見せても全く問題ないとのことです。
なおインテリアは公開されていませんが、パドルシフト付のSadev SLR82と6速スピードシーケンシャルレーシングトランスアクスルギアボックスを採用し、駆動方式は後輪駆動にて設定されています。
【McLaren F1 Evo with 1.7L Turbo Mitsubishi Engine || 600Hp/710Kg Monste】
ちなみに、以下はF1 Evoのオンボード映像となっていますね。
一部インテリアを確認することができますが、何とマクラーレン「F1」と同じセンターシートになっています。
【Hillclimb Prolog 2019 On Board MCF1 EVO】