【アップデート】世界限定5台のみ製造されたマクラーレンF1 LMスペシフィケーションが競売へ!予想落札価格は余裕の15億円超え

F1はマクラーレンが販売してきたモデルでで唯一の天井知らず

マクラーレンのレーシングモデルでありながらも、公道仕様としても改造された3シータ-タイプのF1GTRロングテール(McLaren F1 GTR Longtail)がイギリスにて販売され、優に10億円を超えましたが、今回も超希少な公道仕様モデルとなるF1LMスペシフィケーション(F1 LM specification)がRM Sothebyオークションに出品されます。

このモデルは、マクラーレン・スペシャル・オペレーション(MSO)部門が製造した2台目/5台中で、レーシングエンジン用として適用され、タイトなエクストラハイダウンフォースパッケージなる特別なオプションやインテリアトリートメントが設定されています


ここまで極上のコンディションを持つF1 LMすぺしふぃケーションも珍しい

改めてF1LMスペシフィケーションを見ていきましょう。

このモデルは、1995年のル・マン24時間耐久レースの総合優勝を記念して登場したアニバーサリーモデルで、空力パーツはF1 GTRのままの形態となっていて、スライド式の小窓を設けた固定式ウィンドウ等、非常にスパルタンな仕様となっています(後のマクラーレンセナやスピードテールにも活かされている)。

ボディカラーは、ブルース・マクラーレン氏に敬意を表して、同氏が好むパパイヤオレンジのみが設定されています。

インテリアカラーはキャメルカラーを採用しており、センターコンソール周りにはカーボンファイバパネルを装備。

アクセルとブレーキには、ゴールドメッキ加飾が施されたメタルパーツを採用。

売れば売るほど赤字になる採算度外視のF1

エンジンについては、BMWモータースポーツによってF1のためだけに作られた排気量6.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力648psを発揮、トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式は後輪駆動(MR)のみをラインナップします。

なおエンジンカバーの裏側には、22金の金箔が貼付(遮熱手法)されていて、エキゾーストパイプやマフラーはインコネルを使用する等、とにかく高価な素材を使用しており、売れば売るほどに赤字になる採算度外視の一台と言われています。

なお、今回のRM Sothebyオークションにて出品されるこの個体の予想落札価格は約15億円ととんでもない予想値が付けられていますが、これを上回るのがジャガーDタイプの約23億円、そして過去に出品されたアストンマーティンDBR1の約25億円に比べるとまだまだですが、今後更にその価値を高める一台であることは間違いなさそうです。

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Reference:CARSCOOPS