日産セレナ/キューブ/NV200に計48万台超えの大量リコール。電源分配器の基板における半田不具合で車両が炎上する恐れアリ
高湿環境下にあると火災が発生する恐れがあるかもしれない…
日産の主要モデル・セレナ/キューブ/NV200バネットの3車種・計482,153台に大量リコール。
リコールの内容としては、電源分配器の基板において、製造設備の管理が不適切なために不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーティングに亀裂が発生することがあるとのこと。
そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるとしてリコールを発令しています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる火災事故は既に4件も発生いるとのことで、しかも市場からの情報によりリコールが届出されています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][セレナ]
・DBA-FC26/FC26-000030~FC26-086596/平成22年11月15日~平成24年6月30日/81,675台・DBA-FNC26/FNC26-000011~FNC26-040748/平成22年10月28日~平成28年6月7日/30,256台
・DBA-FPC26/FPC26-000001~FPC26-054164/平成27年11月10日~平成28年6月16日/4,062台
・DBA-FNPC26/FNPC26-000001~FNPC26-050981/平成27年11月10日~平成28年6月17日/878台
・DBA-C26/C26-000027~C26-087786/平成22年9月20日~平成28年6月17日/56,330台
・DBA-NC26/NC26-000012~NC26-028668/平成22年9月20日~平成28年6月16日/21,440台
[キューブ]
・DBA-Z12/Z12-000084~Z12-219240/平成20年11月6日~平成24年9月25日/167,175台・DBA-NZ12/NZ12-005047~NZ12-053918/平成20年11月6日~平成26年9月22日/20,001台
[NV200バネット]
・DBF-VM20/VM20-000007~VM20-128785/平成21年4月13日~平成30年9月3日/83,673台・CBF-VNM20/VNM20-000006~VNM20-101264/平成30年1月17日~平成30年8月30日/1,263台
・DBA-M20/M20-000019~M20-027942/平成21年4月13日~平成30年8月30日/15,400台
改善措置としては、当該電源分配器を確認し、対象部番の部品は対策品と交換するリコールを作業を行うとのことです。
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Reference:NISSAN