ポルシェ「タイカン(Taycan)」のプロトタイプモデルが中国にて最速デビュー!実は中国が最も主要市場になる?

2020-05-27

~ポルシェは本気で中国市場を独占しようとしているようだ~

ポルシェは先日、上海のエクスペリエンスセンターにて最新のEVスポーツモデル「タイカン(Porsche Taycan)」のテストカーが目撃されていましたが、今回遂に中国・上海にて正式にプロトタイプモデルがデビューしました。


~もしかすると「タイカン」は中国でのポルシェ・ラインナップで最も安い一台に?~

本来であれば、9月に開催されるフランクフルトモーターショー2019発表のタイミングに合わせて、各国にて量産モデルが公開される予定だったのですが、今後は中国を始め、イギリス、アメリカを含む3大陸にて3回登場することが決定しました。

今回真っ先に中国にて公開された「タイカン」ですが、元々ポルシェは中国を主要市場として設定していて、今回のようなEVモデルについては、高額な関税や税金が免除される可能性が非常に高く、他車ガソリンモデルのように「車両本体価格×2倍」のようなとんでもない価格を支払う必要性がなく、ポルシェのラインナップモデルの中でも最安値で購入できる一台となるかもしれません。

そう考えると、「タイカン」は欧州市場やアメリカ市場ではなく、中国にて最も売れる可能性があると考え、真っ先に中国にてプロトタイプモデルの先行公開が行われたのかもしれませんね。

そして今回公開されている「タイカン」についてはトリビュートグラフィックが添えられ、中国上海のイメージを強くするドラゴンが描かれていることが確認できますね。

なお、車両の隣にいるのはポルシェ・アジア・カレラカップシリーズにて参戦しているLi Chao氏で、今回の公式公開に併せて上海のポルシェ・エクスペリエンスセンターでのハンドリングトラックにて、公式ラップ走行が行われたとのこと。

新型「タイカン」について、Li Chao氏は、「妥協の無いスポーティなモデルでありながらも、驚くほどに快適で走りやすい車になっている。スポーツカーの正確なハンドリングとサルーンのような長距離移動にも最適ともいえる快適性も兼ね備えているので、このモデルを上回るものを作るのはかなり難しい」と絶賛。

スペックについては既にいくつか明らかになっていますが、0-100km/hの加速時間は3.5秒、0-200km/hの加速時間は12秒以内と非常に速く、最高時速は250km/hにまで到達します。

なお、新型「タイカン」は9月の正式デビュー前に7月4日より開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019のヒルクライムランにもプロトタイプモデルにて登場することも明らかになっています。

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Reference:CARSCOOPS