BMW「M3」とMINI(ミニ)「クロスオーバー」にリコール。バッテリ不具合でエンジン停止、燃料装置が損傷して火災の恐れアリ
~走行中に最悪の場合エンジンが停止する恐れも~
BMWのハイパフォーマンスモデル「M3セダン/M3クーペ」の2車種・計734台にリコール。
リコールの内容としては、車両の電装部品へ電力を供給するパワーディストリビューションボックスとバッテリーを接続するバッテリープラスケーブル(電源供給システム)において、接続部分のコネクターのメッキ及び構造が不適切なため、車両振動によって発生する腐食により接触抵抗が増大するものがあるとのこと。
そのため、当該ボックスから電装部品へ十分な電力を供給できず、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあるとしてリコールを発令しています。
~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~
対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は1件のみ市場からの情報に判明しています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][M3セダン]
・ABA-VA40/WBSVA91090E039073 ~ WBSVA91010E039620/平成19 年11 月27日~平成20年7月30日/84台
・ABA-VA40/WBSPM910X0E195526 ~ WBSPM91030E195951/平成20年9月20日~平成21年11月18日/63台[M3クーペ]
・ABA-WD40/WBSWD910X0PY29255 ~ WBSWD91070PY33988/平成19年5月29日~平成20年6月16日/457台
・ABA-WD40/WBSWD91080P303092 ~ WBSWD91080P306218/平成20年6月26日~平成21年11月18日/130台
なお改善措置としては、全車両、当該コネクターを対策品に交換する、または車両振動の影響を低減するためケーブルを固定するといったリコール作業を行うとのことです。
~高圧ポンプ不具合で車両火災にとなる恐れアリ~
続いては、MINI(ミニ)「ONEクロスオーバー/クーパー・クロスオーバー」の2車種・計648台のリコール。
リコール内容としては、燃料装置において部品管理が不適切なため、高圧ポンプの保護プレートが装着されていないとのこと。
そのため、衝突事故の際に高圧ポンプが損傷した場合、燃料が漏れてしまい、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるとしてリコールを発令しています。
~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~
対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず。ドイツ本国からの情報により判明しています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][ONEクロスオーバー]
・DBA-YS15/WMWYV720103B88505 ~ WMWYV720803B88999/平成29年6月30日~平成29年12月22日/481台
・DBA-YS15/WMWYV720503F10210 ~ WMWYV720903F10372/平成30年1月3日~平成30年4月26日/56台[クーパー・クロスオーバー]
・DBA-YS15/WMWYS320003E54744~WMWYS320103E55739/平成30年2月27日~平成30年6月6日/111台
なお改善措置としては、全車両、当該保護プレートを装着するリコールを作業を行うとのことです。