トヨタ「アルファード/ヴェルファイア/ノア/ヴォクシー/エスクァイア」に50万台超えの大量リコール!燃料ポンプとリクライニングシートに不具合の恐れアリ

2020-05-27

~トヨタの主要ミニバンモデルに50万台超えの大量リコール~

トヨタの主要ミニバンモデル「アルファード/ヴェルファイア/ノア/ヴォクシー/エスクァイア」の5車種・計522,354台に大量リコール。

リコールの内容としては、大きく「燃料ポンプ」と「シートリクライニング」に不具合があるとして、一つ目はハイブリッド車の燃料ポンプにおいて、当該ポンプへかかる電圧が高く、かつモータブラシの組付けが不適切なためにブラシが傾いて過大なスパークが発生し異常摩耗することがあるとのこと。

そのため、燃料ポンプが作動不良となりエンストするおそれがあるとしてリコールを発令しています。

そして二つ目が、運転者席および助手席のシートリクライニング機構において、リクライニングロック用のスプリングを取付けるスプリングスペーサ成形時の端部形状が不適切なため、リクライニング操作の繰返しにより当該スプリングがスプリングスペーサから外れるものがあるとのこと。

そのため、シートバックを保持できなくなり、最悪の場合、リクライニングレバーが戻らないことに気づかず走行すると、意図せずシートバックが倒れるおそれがあるとして、こちらも併せてリコールを発令しています。


~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、燃料のポンプの不具合は125件、リクライニングシートの不具合が7件発生しており、何れも市場からの情報により明らかになったとのことです。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ノア/ヴォクシー/エスクァイア](燃料ポンプ不具合)
・DAA-ZWR80G/Z W R 8 0 – 0 0 0 1 0 0 1 ~ Z W R 8 0 – 0 3 4 1 1 8 3/平成25年12月20日~平成30年 7月18日/224,454台

[ノア/ヴォクシー](燃料ポンプ不具合)
・DAA-ZWR80W/Z W R 8 0 – 0 1 5 3 2 9 4 ~ Z W R 8 0 – 0 3 3 8 7 8 0/平成27年12月15日~平成30年 7月 4日/35,201台

[アルファード/ヴェルファイア](燃料ポンプ不具合)
・DAA-AYH30W/A Y H 3 0 – 0 0 0 1 0 0 1 ~ A Y H 3 0 – 0 0 6 4 4 8 4/平成26年12月 8日~平成30年 5月 9日/59,782台

[ノア/ヴォクシー/エスクァイア](燃料ポンプ/シートリクライニング不具合)
・DAA-ZWR80G/Z W R 8 0 – 0 2 5 2 9 1 1 ~ Z W R 8 0 – 0 3 2 8 0 6 3/平成29年 4月10日~平成30年 5月11日/41,838台

[ノア/ヴォクシー](燃料ポンプ/シートリクライニング不具合)
・DAA-ZWR80W/Z W R 8 0 – 0 2 5 4 2 2 9 ~ Z W R 8 0 – 0 3 2 8 0 6 4/平成29年 4月10日~平成30年 5月10日/29,358台

[ノア/ヴォクシー/エスクァイア](シートリクライニング不具合)
・DBA-ZRR80G/Z R R 8 0 – 0 3 1 5 7 3 4 ~ Z R R 8 0 – 0 4 2 7 6 7 7/平成29年 4月10日~平成30年 5月 9日/39,739台
・DBA-ZRR85G/Z R R 8 5 – 0 0 7 5 2 8 7 ~ Z R R 8 5 – 0 1 0 0 7 4 4/平成29年 4月10日~平成30年 5月11日/12,093台

[ノア/ヴォクシー](シートリクライニング不具合)
・DBA-ZRR80W/Z R R 8 0 – 0 3 2 0 1 3 2 ~ Z R R 8 0 – 0 4 2 7 6 8 0/平成29年 4月10日~平成30年 5月10日/66,615台
・DBA-ZRR85W/Z R R 8 5 – 0 0 7 5 2 8 5 ~ Z R R 8 5 – 0 1 0 0 7 4 5/平成29年 4月10日~平成30年 5月 9日/13,274台

改善措置としては、燃料ポンプが、全車両を対策品に交換し、シートリクライニングが、全車両の運転者席および助手席の内側シートリクライニング機構部にリクライニングロックスプリング外れ防止のためのブッシュを追加するリコール作業を行うとのことです。

☆★☆直近のリコール関連記事10選はコチラ!☆★☆

Reference:国土交通省