スズキ新型「ジムニー」や「AMG G63」よりもエコ&パワフルなEVオフロード・ボーリンガー「B1/B2」。発売すらしていないのに2回のマイナーチェンジを経ていよいよ市販化か?

2020-05-27

~未発売ながらも2度目のフェイスリフトを施した「B1/B2」の実車が登場!~

先日当ブログでもご紹介した、アメリカのスタートアップ企業であるボーリンガー(Bollinger)が開発中のオールEVオフロードモデル「B1(SUV)/B2(ピックアップトラック)」。

実はこのモデル、未だ発売すらしていないにも関わらず、2018年に一度”フェイスリフト(マイナーチェンジ)”されていて、そのフロントフェイスはランドローバー「ディフェンダー(Land Rover Defender)」にも似たデザインとして公開されました。

そして今回、またまた発売していないにも関わらず2回目の”フェイスリフト”が行われ、遂に実車も世界初公開されました。
SUVスタイルの「B1」とピックアップトラックスタイルの「B2」がそれぞれ公開されていますが、いずれもジープ「ラングラー(Jeep Wrangler)」のような顔つきに変化し、いかにもオフロードを楽しむためのアドベンチャーモデルへと進化しています。


~そのスタイリングはレトロ感満載ながらもオフロード感も加味した魅力的なモデル~

SUVタイプのボーリンガー「B1」は発表から2年以上が経過し、ピックアップトラックモデルの「B2」はまだ1年程しか経過していませんが、何れもフェイスリフトとは言いながらも”ベータプロトタイプ”という形で公開され、そのスタイリングは完全にカクカクしたボックスデザイン。

どこか古さを感じさせるものはありますが、その古さに味が有って魅力的なデザインにも思えます。

ちなみに、これらのモデルに搭載されるパワートレインは、両車共通で1基の電気モータと120kWhのバッテリパックを搭載し、システム総出力614hp/最大トルク905Nmを発揮。
直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が僅か4.5秒というとんでもない加速力を持ち、航続可能距離は160kmと非常に少ないですが、牽引力としては約3,400kgまでであれば1台にて十分牽引することが可能とのこと。

その他については、十分な荷物を積載することが可能なトランクスペースと、最低地上高は381mmとオフロードにも適した高さを持ちます。

インテリアもとにかくシンプルでレトロ感がしっかりと伝わってきますね。

インテリアは開放感マックス。
ほぼほぼガラスパネルを使った見晴らしの良い仕上がりとなっていますが、太陽光をモロに浴びるので灼熱地獄になりそう。

なお、このモデルは今のところ市販化する予定はないとのことで、価格帯も何も決まっていないとのこと。
一体いつになったら市販化され、市販化されるまでに何度のフェイスリフトを施すのは分かりませんが、間違いなく注目を浴びる一台になるでしょうね。

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Reference:motor1.com