限定400台のみの希少モデル!スバル「インプレッサ22B STi」が中古市場にて販売中。コンディションは抜群、価格は新車よりも約3倍アップとなる1,390万円から

2020-05-27

~あの伝説22B STiが中古車市場に登場!~

イギリスの高級中古車ディーラ4 Star Classicsにて、スバルが限定400台のみ製造した超希少モデル「インプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)」(400台中196台目)が販売されています。

このモデルは、1997年にSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)の社長を務めた故 久世隆一郎 氏による「ファン感謝の意味も込めて、WRCに参戦するWRカーのレプリカをスバリストに届けたい」という想いから、WRCにて3年連続メーカーチャンピオンシップにも輝いたモデルに対する敬意を表した一台となっています。


~EJ20型とは思えぬ程に低速トルクのアップグレードを施した過激スペックに~

このモデルは、栄光のWRカーのイメージを付加価値とすることでプレミアム性を高めるだけでなく、巨大なターボチャージャーや鍛造ピストン、ナトリウム充填エキゾーストバルブ、吸気バルブを採用することで強烈なパワーを発揮できるEJ20型エンジンを搭載。

更にはシャーシ性能に余裕を持たせたうえでエンジンをボアアップすることで、排気量を2.2Lに拡大した水平対向エンジン。
これにより、最高出力は当時の自主規制である280psを維持しながらも、最大トルクは363Nmを発揮。

高回転型のイメージが強かったEJ20型エンジン(2019年持って生産終了するのが惜しい…)ですが、低速トルクでの力強い走りが可能となり、0-100km/hの加速時間は3秒未満と驚異的なスペックを誇ります。

足廻りについては、四輪全てに大口径ディスクを備え、フロントに4ピストンキャリパー、リヤに2ピストンキャリパーを装着。
更には、ビルシュタイン製サスペンションやツインディスククラッチ、5速MT、ディファレンシャルロックコントロールモジュールを搭載。

そしてボディパネルについては、リヤフェンダーのホワイトボディのリヤクォーターパネルを一度切断した後にブリスターフェンダーのパネルを溶接するという非常に手の込んだ作業がこの一台に組み込まれているため、現在では考えられない程にスバルの強い想いと魂が込められた一台となっています。

~中古車市場価格は高騰し、ランボルギーニやフェラーリの中古車が購入できる程に~

ちなみにこのモデルの走行距離は41,287kmとそこそこに走り込まれていますが、ボディやエンジンコンディション、そしてインテリアは極上の状態となっています。
新車販売価格としては当時約500万円でしたが、原価もほぼほぼ500万円ということで、メーカとしても採算度外視で作った本気の一台だったでしょうし、これを購入したユーザーも間違いなく満足感の高い一台だったのではないかと思います。

なお、現在このモデルの中古車販売価格は約1,390万円と新車価格よりも約2.8倍に上るとのことですが、一時期1,500万円以上でも販売されたことのある一台でもありますから、今回の個体は間違いなく買いとなる一台ではないかと思いますね(EJ20型も生産終了となるため、更にその価値を高める可能性も)。

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Reference:CARSCOOPS