フェラーリ「488チャレンジEvo」が世界初公開!「488チャレンジ」に比べて空力特性30%向上、ダウンフォース量も50%向上で安定且つ限界を超える走りを実現

2020-05-27

~F1並みの走行性能を発揮しそうな過激なルックスだ~

フェラーリは先日、イタリア・ムジェロにて開催されたフェラーリ・フィナーレモンディアリイベントにおいて、専用レーシングモデル「488チャレンジ」をベースにしたスペシャルレーシングモデル「488チャレンジEvo(Ferrari 488 Challenge Evo)」を世界初公開しました。
今回発表された個体は、フェラーリ最新のカスタマーレーシングモデルということで、「488GT3 Evo」同様にデザインとパフォーマンスを改良し、より高みを目指したハイパフォーマンス仕様となります。


~「488チャレンジ」以上のパフォーマンスと更なる高みを目指した走りが可能に~

そんな「488チャレンジEvo」は、「488GTB」→「488ピスタ」と同じように空力特性を大幅に向上しているとのことで、「488チャレンジ」よりも空力性能を30%向上させるよう再設計を施し、更にはバンパー側面の位置やフロントエンドの空力ビット、フロントオーバーハングの長さを変更するなどの細かい調整が施され、更にはトラックの特性や天候に応じて、リヤとは独立してフロントダウンフォースを調整する仕組みにもなっているとのこと。

リヤのエンジンエアアウトレットグリルについては、ダウンフォースを追加するための通気口が設けられ、更に大型リヤウィングとサイドビューミラーの下にエンドプレートを備える最新のコンパクトウィングについては、インタークーラーの開口部に向けて空気を逃がすように設計されているとのことで、これにより「488チャレンジ」よりもダウンフォース量を50%も向上させているそうです。

その他にも、レーシングカー専用のピレリタイヤ等も装備されているとのことから、パフォーマンスの向上はもちろん、長時間セッションでのラップタイムの短縮にもつながるとのこと(この辺りは既に「488チャレンジEvo」をオーダーしている知人の意見を聞いてみたいところ)。

もちろん、フェラーリはこうした外観だけでなく機能性においてもアップグレードを施しており、エレクトロニック・ディファレンシャルやアンチロックブレーキ、トラクションコントロールシステムのアップグレードや、カーボンセラミックブレーキの耐久性もアップしているとのこと。

インテリアについては、「488チャレンジ」のレイアウトを踏襲しつつも、最新のステアリングホイールや「488GTE」にも採用のバックミラーカメラによってドライバの視認性をアップさせています。

☆★☆フェラーリ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:motor1.com