世界最速のピュアEVハイパーカー・リマック新型C_Twoの量産モデルが2021年6月1日に世界初公開!正式名称も同時に明らかになるようだ【動画有】

本来であれば2020年3月のジュネーブMSにて発表されるはずだった

クロアチアの振興メーカーでありながら、ポルシェやケーニグセグ、現代自動車(ヒュンダイ)、そしてピニンファリーナといった数多くの有名企業へと技術提供を行い、とてつもない勢いで進化を遂げているリマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)。

このリマックが、2020年に発表する予定であった新型EVハイパーカーC_Two(車両本体価格は約2億円)という名称ですが、遂に2021年6月1日に正式名称と共に量産モデルの内外装デザインも世界初公開となることが明らかとなりました。

本来であれば、2020年3月に開催されるはずだったスイス・ジュネーブモーターショー2020にて、その詳細や価格帯なども明らかになるはずでしたが、昨今の諸事情などが影響して延期となり、約1年3か月という長い延長期間を経て、ようやくC_Twoの全てが明らかになります。


C_Twoは世界限定150台ながらも設備投資により最短3年間で生産完了へ?

ちなみにリマック社は、2021年6月1日の午後8時に行われるデジタルワールドプレミアに向けて、既に約40秒ほどのティーザー動画も公開済。

リマック曰く「よりエクストリームなパフォーマンスを持ち、全く新しい正式名称や先進的な機能性、並外れたテクノロジー、そして卓越したエンジニアリングを備える」とのことで、これまで公開された振興メーカーのピュアEVハイパーカーとは、全くレベルの異なるモデルになると自信を示しています。

なおリマックの情報によれば、イギリスのハートフォードシャー州ハットフィールドにあるHRオーウェン・デベロップセンターに加え、約50億円の設備投資により研究開発センターを開設し、年間40台~50台を生産する計画を持っているとのことで、世界限定150台販売する予定のモデルを最短3年間で生産完了するかもしれません。

C_TwoのスペックはピュアEV量産モデルとしては世界最速クラス

そして気になるC_Twoのパフォーマンスについてですが、これは今のところ変更はなく4基の電気モーターを搭載することで、システム総出力1,914hp/最大トルク2,300Nmを発揮。

0-100km/hの加速時間は僅か1.85秒と世界トップクラスの速さを持ち、更に0-300km/hの加速時間は11.8秒、そして最高時速は412km/hにまで到達します。

C_Two最強のライバルはテスラ新型ロードスターⅡ

先日、テスラ最強のピュアEVハイパーカー・ロードスターⅡ(Tesla New Roadster)に関する情報が公開され、イーロンマスクCEO氏が持つスペースXのロケット技術を用いたロードスターⅡ専用スペースXパッケージを設けることで、0-100km/hの加速時間が僅か1.1秒になると説明。

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これについては、まだ実現できるかどうか定かになっていないため、何とも言えないところですが、C_Twoの1.85秒は既に実証済みで、現時点では市販車最速のパフォーマンスを持つモデルということになりそうです。

もちろん、C_Twoはただ単純に速いだけでなく、120kWhの大型バッテリーパックを搭載することで、WLTP規格による航続可能距離は約650kmを達成するとのことで、新型ロードスターⅡの航続距離1,000kmに比べてかなり劣る部分はありますが、あとはリマック社の持つ独自技術と先進性、そしてハイパーカーらしいデザイン性でどれだけ圧倒的できるかがポイントだと思います。

価格帯は、先述の通り約2億円と報じられていますが、現時点で150台全てが完売しているとのアナウンスは無く、日本市場向けにも割り振りがあるかも明確にはなっていないため(そもそも代理店が無い…)、まだまだ謎の多いモデルとなっています。

【The new Rimac C_Two – Coming June 1st, 2021】

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Reference:motor1.com