遂に来た!世界限定77台のみ&全身グロスカーボンファイバ仕様のポルシェ「935クラブスポーツ」が納車。その価格はオプション含め1億円以上に

2020-05-27

~実車は想像以上にイカつかった…~

ポルシェといえば、2018年9月末頃に「911GT2RS」をベースとした世界限定77台のみとなるハイパフォーマンスレーシングモデル「935クラブスポーツ」を発表しましたが、今回このモデルを更に過激にカスタムした全身グロスカーボン仕様の個体がアメリカにて納車されました。


~もしかしたら二度と見れない個体かもしれない~

今後納車されている「935クラブスポーツ」ですが、ポルシェ公式から特別なデザインカラー(ヴァイヤン/ザルツバルグ/ザックス/ガルフ・レーシング等…)をラインナップすることはもちろんのこと、顧客が求めるオリジナリティあふれるボディカラーにて仕上げられていく予定ですが、今回の全身グロスカーボン仕様というのは非常に珍しく、実は以前から大きな話題にも挙げられていた一台でもあるため、今回納車された姿をみれるというのは非常に珍しいのではないかと思いますね。

基本的には公道での走行は不可能であるものの、サーキット走行を行う際には飛び石キズ等も非常に目立つ個体だと思われるので、既にカリフォルニアのProtective Film Solutionsによってプロテクションフィルムラッピングが施されており、小キズ防止程度の対策はとれているとのこと(プロテクションラッピングだけでも100万円以上かかる)。

~改めてその姿を見てみよう~

先述にもある通り、「935クラブスポーツ」のベースとなるのは、ニュルブルクリンク市販車最速記録を樹立したことでも有名な「911GT2RS」で、軽量のCFRP(カーボンファイバ強化プラスチック)パネルにて構成されたレトロインスピレーションのボディを備えています。

また「935クラブスポーツ」に流用されるパーツも非常に豪華で、LEDヘッドライトは「919ハイブリッドLMP1」のものを流用し、サイドミラーは「911RSR」、そしてテールパイプは1968年式の「908」をイメージしたデザインを採用した、究極の”良いとこ取り”のデザインとなります。

気になるパワートレインは、「911GT2RS」ベースの排気量3.8L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力700psを発揮。
パフォーマンスとしては、レースのために最適化されたリミテッドスリップディファレンシャルを介して電力を伝達する7速PDKトランスミッションを搭載します。
車体重量については、従来モデルであれば1,380kgになるとのことですが、今回の全身グロスカーボンファイバ仕様であれば、更に軽量化されているとのこと(具体的な数値は不明)。

その他の機能性においては、6ピストンアルミモノブロックレーシングキャリパをフロントに配置した超高性能ブレーキシステムを装備し、ポルシェ・スタビリティ・マネジメント、トラクションコントロール、アンチロック・ブレーキ・システム等を個別に調整することが可能となっています。

ちなみにこのモデルの価格帯は約8,900万円からとなりますが、今回のグロスカーボンファイバ仕様については、オプション総額含め1億円を超えているとのことで、「935クラブスポーツ」としては最も高価な一台なのかもしれません。

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Reference:CARSCOOPS