マツダ「RX-7(D3S)」を4ロータターボ&1,000馬力に過激カスタムした男が登場!マフラはフロントフェンダー搭載、数々の問題を乗り越えてきた男のロマンが詰まった一台【動画有】

2020-05-27

~やっぱり海外は頭のネジが2~3本吹っ飛んでやがる~

マツダの大人気ロータリースポーツモデル「RX-7(FD3S)」をベースに、海外オーナーであるデイビッド・マッツェイ氏がクレイジーなカスタムモデルを公開(画像はYoutubeチャンネル「Hoonigan Daily Transmission」より)。

今回紹介されている「RX-7」は、従来搭載されている13B型ロータリ―エンジンではなく、更に上を行く26B型4ロータリーターボエンジンを搭載しているそうで、最高出力は驚異の1,000hpを発揮するとのこと。


~自分の憧れは絶対に叶えてみせる~

オーナーの情報によると、「RX-7」の甲高いエキゾーストサウンドに加えて、かつてのF1マシンにて採用されたV10/V8エンジンのようなサウンドに憧れていたらしく、「それをストリートカーで実現出来たら何も言うことは無い」と考え、本当に26B型4ローターエンジンをぶち込んだとのこと。

~但し現実はそんなに甘くなかった。度重なる問題が発生~

もちろんこのエンジンは、友人が経営するカーショップから独自のルートにて入手し、ECUセットアップや配線、燃料システムを除くドロップインスワップを実行。

ただ、こうしたカスタムを施していく上で、ウェイストゲートの優先度が不十分であったり、プライマリチューブのサイズが小さすぎる、油圧が不十分、周辺ポートが正しくシールされていない、エキゾーストマニホールドが不適切、ギア比が正しくないためにオイルポンプの改良が必要等、とにかく問題だらけ。

そういった意味では、ほぼ一からの作り直しといった感じで、しかし最高のエンジンを入手したからには一切妥協したくないというデイビッド・マッツェイ氏の強い想いもあって、何とかカスタムパーツを組み合わせることで完成。

気が付いたら、フロントにはWork GTX5593 98mm Gen2ターボチャージャーが搭載されていて、最高出力1,000hp/最大トルク881Nmを発揮し、更に10,000rpmまで回転する超高回転仕様に仕上げられていたとのこと。

~時間とお金、そして労力をかけた先に得られる達成感と夢の実現~

マフラもフロントフェンダーに装着される等、日本でなら確実に車検の通らない過激カスタムモデルとなっていますが、そのクレイジーな見た目や官能的かつ暴力的なエキゾーストサウンドは、オーナーの苦労があってこそ生まれた究極の一台ではないかと思いますね。

【Savage 1000hp Turbo Four Rotor RX-7 Sounds Like an Angry F1 Car】

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Reference:CARSCOOPS