【日本での市販化は?】インフィニティ(日産)「Q60プロジェクト・ブラックS」がアメリカでも販売予定、但し価格やスペックなどはまだまだ不明なまま

2020-05-27

~そもそも2019年後半に生産開始するとの話はどこに行ったのか~

日産のハイパフォーマンスブランドであるインフィニティが発表した、究極のハードコアモデル「Q60プロジェクト・ブラックS(Infiniti Q60 Project Black S)」ですが、前回の記事にてルノーF1チームによるトラック中心の開発が完了したとのことで、2019年後半より生産を開始することを正式にアナウンスしていましたが、アメリカのインフィニティ・グループバイスプレジデントであるジェフ・ポープ氏によれば、どうやらこのモデルがアメリカ市場においても販売される可能性が高いとのこと。


~少なくとも2020年の発売の可能性は低そうだが…~

っとは言いながらも、2019年後半に生産を開始すると正式にアナウンスしながらも、今現在のところ本当に生産されているかは全く不明で、日産が正式に発表した2020年に新型車5車種を発表する中に「Q60プロジェクト・ブラックS」は一切含まれていないので、本当にこれが市販化されるのか?という疑問もあります(過去に何度も市販化を延期しているだけに、信用度はかなり低い模様)。

~F1技術を採用するに当たり、納車前の検査やテストもかなり厳しそうな一台~

この個体は、2017年にスイス・ジュネーブモーターショーにて世界初公開された、ルノーF1チームの技術とノウハウを組合わせたブランド市場トップクラスのハイパフォーマンスモデルであるものの、販売台数はかなり限られるとのことで(具体的に何台というアナウンスは今のところ無し)、従来モデルとは異なる特殊な試験・検査が多く含まれるため、納期も相当に掛かってくるとのこと。

気になるパワートレインについては、「Q60レッドスポーツ400(Q60 Red Sport 400)」をベースにしており、2基の環境発電システムを備え、4.4kWhのリチウムイオンバッテリーパックを搭載し、eターボ技術と後軸に搭載された電気モータを組合わせることで、優れた加速性能を発揮するとのこと。

具体的には、排気量3.0L VR30型のV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、回生エネルギーシステムを備えたデュアルハイブリッドパワートレインを採用することでシステム総出力は571psを発揮。
直線のパフォーマンス性としては、0-100km/hの加速時間は4秒未満と驚異的な加速力を発揮するとのことです。

なお、アメリカ市場やオーストラリア市場での発売が予定されている一方、気になる日本市場での市販化については今のところ明らかにされておらず、いつもお世話になっている日産ディーラに問い合わせたところ、全くそういった計画はメーカからは聞いていないとのことです。

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Reference:CARSCOOPS