”兵器”も開発していたHispano Suiza(イスパノ・スイザ)が、最新EVハイパーカー「カルメン・ブローニュ」をチラ見せ。ジュネーブモーターショー2020にて発表へ

2020-05-27

～これまた個性的なEVハイパーカーが登場しそうだ～

スペイン発のコーチビルダーで、自動車や航空エンジンの設計や生産を手掛けるだけでなく、兵器などの開発経験も持つイスパノ・スイザ(現在はフランス・サフラングループの傘下)が、アンベール下からチラッとその表情を見せた最新EVハイパーカー「カルメン・ブローニュ・スペシャル(Hispano Suiza Carmen Boulogne Special)」のティーザー画像を世界初公開しました。

今回公開されたティーザー画像のモデルは、3月3日に開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2020にて出展される予定で、そのアグレッシブなフロントフェイスに加えてフルカーボンファイバボディを採用するエクストリームモデルとなります。


～デザインはもちろんのこと、スペックも中々にぶっ飛んでいる～

更にフロントエンドには、何とブロンズカラーのスクエア型グリルを採用し、フロントロア部分にはイエローのスポイラーリップ、単眼タイプのLEDヘッドライトが左側のみ、そしてフロントグリル上には”Hispano Suiza”のバッジがクロスするような形で貼付されているのがわかりますね。

ちなみにイスパノ・スイザCEOのミゲル・スケ・マテウ氏によれば、今回発表されるモデルの「カルメン・ブローニュ」は、前世紀初めからのイスパノ・スイザレースカーにちなんで名づけられた伝統ある名称であり、更にはフランスの北海岸に位置する小さなフランスの都市をも意味する誇り高きモデルとのこと。

具体的なスペックについては、80kWhのバッテリーとデュアルモーターをセットアップすることにより、後輪のみにシステム総出力1,005hpを発揮することが可能に。
そして車体重量は1,690kg未満になるとのことで、そのためにもカーボンファイバモノコックやフルカーボンボディを採用しているそうです。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3秒未満で、最高時速は電子制御にて250km/hにまで制限されているとのことですが、おそらくリミッター解除も可能でしょうし、更に上のスピードにまで到達すると思われます。

～イスパノ・スイザは過去にこんなモデルも発表していた！～

ちなみに、先ほどはピュアEV仕様のモデルが発表されていましたが、過去にはハイブリッドモデルとなる「Maguari HS1 GTC」も発売。

このモデルは、フロントデザインを見てもお分かりの通り、アグレッシブを通り越してフロントに武器を装備したかのようなとんでもないデザインとなっており、フェラーリやランボルギーニとはまた異なる子供心をくすぐるような一台となっています。

車名の由来こそがこのモデルの個性を引き立てる

リヤフェンダー付近には何やら鶴のようなイラストが描かれていますが、そもそも車名として採用されている「Maguari」とは、南アメリカにて発見されたコウノトリの名前で、先ほどのフロントバンパーにある突起のようなデザインがコウノトリの紋章を意味し、リヤフェンダーも同様のものとなっています。

リヤデザインはこんな感じ。
ちょっとアウディ色を盛り込んだようなデザインですが、センターストリップ採用のリヤテールランプや、両サイド2本出しとなる特殊なクワッドエキゾーストパイプ、そしてホワイトのセンターロック式アルミホイールを装着することで個性を発揮しています。

エンジンはまさかのランボルギーニ「ウラカン」からの派生版

「Maguari HS1 GTC」は、先述の通りハイブリッドモデルとして登場し、ランボルギーニ「ウラカン(Lamborghini Huracan)」の排気量5.2L　V型10気筒自然吸気エンジンから派生されたものをミドシップに搭載。そしてここに2基の電気圧縮機を組合わせることで、システム総出力1,070hpを発揮。

パフォーマンス面については、0-100km/hの加速時間が2.8秒と驚異的な加速力を持ち、最高時速は379km/hにまで到達するとのこと。
なお、このモデルの価格帯については明確になっていないとのことですが、ほぼほぼ高確率で億超えになると言われています。

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Reference：CARSCOOPS

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Posted by Na_Ya／Creative311