【一体なぜ?】ホンダ「クラリティ」のEVモデルが2019年に製造終了していたことが判明。なおPHEVとFCV(水素)は今のところ継続して販売へ

2020-05-27

~そもそも「クラリティ」にEV仕様が登場していたことすらも知らなかった~

ホンダ初の水素燃料(FCV)を搭載するモデルで、更にはEVやPHEV(プラグインハイブリッド)もラインナップしていることでお馴染みとなる「クラリティ(Honda Clarity)」ですが、何とアメリカ市場ではEVモデルが2019年末に製造終了していたことが明らかになりました(つまりは販売していない)。


~売れなかった主な理由は「航続可能距離が少なすぎる」~

EV仕様の「クラリティ」については、アメリカ市場でも中々売れなかったモデルだそうで、その売れなかった理由というのが、これだけのスタイリッシュなボディで重厚感がありながら、バッテリー容量(リチウムイオンバッテリーパック)は僅か25.5kWhと非常に少なく、航続可能距離は僅か143kmと全く走らなかったためと言われています。

アメリカ市場では、テスラ「モデルS/モデル3」といった実用的な電気自動車がラインナップされ、その航続可能距離も600kmに到達するものもありますが、これに対して「クラリティEV」はあまりにも航続可能距離が少なく、実用面においても全く不向きなクルマであったと酷評されていました。
ただ、EVモデルについては生産・販売を完全終了させるというわけではなく、次期モデルに向けて更なる改良を施し、特に航続可能距離を大幅に伸ばした次世代モデルを開発中であるとのこと。

~ホンダは今後更にEVモデルの販売を拡大する模様~

海外の自動車ニュースサイトの調べによると、「クラリティ」の2019年の年間販売台数は11,654台とそこまで少なく、厳密にどのグレードが何台売れたかまでは分析できていないものの、そのほとんどがPHEVモデルであることは想像に難しくはないと思われます。
ちなみにホンダ初となるFCV(水素燃料)モデルに関しては、カリフォルニアでしか販売していないそうですが、FCVに関してはPHEVモデルと共に主要モデルという形で販売を継続するとのこと。

今後ホンダは、日本市場に留まらずアメリカ市場においても魅力的な電気自動車を販売していくと説明していますが、その記念すべき2020年一発目のモデルが「Honda e」と思われ、近日中に詳細となる情報が明らかになるのではないかと思われます。

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Reference:CARSCOOPS