あの過激チューナー・マンソリーが世界限定63台のみのランボルギーニ「シアン」のビルドスロットを転売中。その価格帯は約4.5億円

2020-05-27

~早くも「シアン」の転売が始まっているぞ!~

ランボルギーニが世界限定63台のみ販売し、更に日本市場には7台納車される予定のハイブリッドスーパーカー「シアン(Lamborghini Sian)」ですが、何とこのモデルのビルドスロットが早くも転売されています。

インターネット販売サイトmobile.deによると、何と販売元はドイツの超高級過激チューナーでお馴染みとなるマンソリー(Mansory Exclusive Cars Gmbh)で、転売価格は約4.5億円と超高額ではありますが、新車販売価格が約4億円なので、そこまで大幅なプレミア価値が付いているわけでもなさそうですね。


~出荷時期が決定しているようだが、例の社会問題の影響が反映されているかは不明~

なおmobileの情報によれば、マンソリーが先行注文した「シアン」は2020年6月頃により出荷される予定で、ブラックのボディカラーにブラックのフルレザー等、とにかく全てにおいて引き締まりを強化したブラックにまとめられているとのこと。
ただ、今現在ランボルギーニを含むイタリアにおいては、例の社会問題の影響で工場を閉鎖せざるを得ない状況にあるため、恐らく出荷時期は7月以降にずれ込むのではないかと予想しています。

「シアン」に搭載されているパワートレインは、「アヴェンタドール」と同じ排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンで、ここに更にアシスト力を向上させるスーパーキャパシタ技術が採用されているので、システム総出力としては819hpを発揮。
これはあくまでも加速性を高めるためのものであって、従来のように排ガスを抑えるために採用されたハイブリッド技術ではないため、将来的にこの技術を流用していくのは不可能と言われています。

しかも、スーパーキャパシタにて蓄電できる容量は想像以上に少なく、電力だけでの航続可能距離は10km未満と言われているので、これによる排ガス規制の満足化は難しいですし、海外での市販化も非常に難しくなってきていることから、実質的なスーパーキャパシタ技術のみを採用したモデルは「シアン」だけとなる可能性が高いかもしれません。

~日本には7台の「シアン」が納車される予定~

そしてこれは以前にもお伝えした通り、世界限定63台のみ販売された「シアン」は日本に7台納車される予定となっています。
信頼できるS様からの情報とランボルギーニ大阪さんから得た内容となっていますが、元々このモデルが購入できるオーナーは、ランボルギーニ側が指名した日本を代表するVIP顧客10名を某会場に集め、「シアン」のスケッチデザインを確認させて購入意思のある人物だけが予約金約6,000万円を支払い、その後抽選にて選ばれた7名が残金(約3億円)を一括にて支払う(現地価格ということもあってローンは不可)というシステムになっていたそうです。

そして衝撃的だったのが、当選した7名の内の5名がランボルギーニ大阪さんへと手配されるということで、もしかしたら「シアン」が日本に到着したタイミングで、同ディーラにてランボルギーニオーナーだけを集めたスペシャルイベント等も開催される可能性もありそう。

ちなみに、残り2名の内の1名はランボルギーニ横浜さんにて納車される予定ですが、残り1名に関しては全くもって不明。

関東にて納車されるのか九州にて納車されるのか、中国もしくは東北にて納車されるのかはわからないものの、こうしたスペシャリティなモデルが日本に7台も入ってくるというのはとんでもないことですし(っというか日本の公道を「シアン」が走っているのが想像できない)、日本がランボルギーニに対して大きく貢献しているという事実も、この台数を見れば納得できるなぁというのもありますね。

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Reference:mobile.de