いやいやいや…ベストカーがフルモデルチェンジ版・トヨタ新型「ハリアー」に3列シートが設定されると誤報を展開。なお主要諸元も全く異なる数値に

2020-05-27

~ベストカーらしい間違いだが、さすがにこのタイミングでのサイズ感の誤りは避けてほしかったところ~

いよいよ4月13日(月)にトヨタの公式ホームページ・ティーザーサイトにて、フルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toyota New Harrier)」の姿が世界初公開されますが、既にこのモデルに関する主要諸元やグレードラインナップがトヨタディーラーにて展開されているにも関わらず、カーメディアが誤った情報を展開していたことが明らかに。

自動車情報誌ベストカーの5月10日号に掲載されている新型「ハリアー」の記事にて、6月17日に発表・発売されることが記載された後、主要諸元が全長4,730mm×全幅1,840mm×全高1,690mmと記載されていますが、実際には全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mmが正となります。

数値的にはそこまで大きな差ではないものの、この中でも特に一番気にすべきポイントは全幅で、新型「ハリアー」はプレミアムシティモデルということもあり、都会に住む人々に考慮された一台であると認識していますが、都心の立体駐車場の全幅は1,850mmまでとなっているところが非常に多いなか、こうした僅か+5mmの差って結構致命的だったりします。

なので、全幅を見て新型車の購入を検討する人も多いと思うので、このあたりの情報の誤りは避けてほしかったところです。


~更に3列シート車が設定されると断言~

続いては「3列シート車が設定される」と断言していますが、今回の新型モデルでは3列シートタイプは販売されないことが決定しています。
レクサス「RX450hL」のように、今後マイナーチェンジや一部改良などによって、グレード追加で3列シートタイプが登場する可能性はあるかもしれませんが、6月17日の発表・発売のタイミングでは3列シート車は設定されません。

パワートレインは2種類をラインナップ

ちなみに新型「ハリアー」に設定されるパワートレインラインナップとしては、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジンのガソリンタイプ(2WD/4WD)と、排気量2.5L 直列4気筒+電気モータを組み合わせたハイブリッドタイプ(2WD/E-Four)の2種類がラインナップされ、2.0Lターボエンジンが廃止となります。

具体的に、ガソリンタイプについては排気量2.0L M20A-FKS型の直列4気筒直噴エンジン”Dynamic Force  Engine”×”Direct Shift-CVT(無段変速機)”を採用することで、最高出力171ps/6,600rpm、最大トルク207Nm/4,800rpmを発揮
力強くダイレクトな走りと低燃費を実現し、更にSPORTモードやマニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマッチを採用しているとのこと。

一方でハイブリッドタイプにいては、排気量2.5L A25A-FXS型の直列4気筒エンジン+電気モータを組み合わせた”Dynamic Force  Engine”×”ハイブリッドシステム”を採用することで、システム総出力222ps(エンジン出力178ps/5,700rpm、モータ出力120ps/54ps)を発揮し、システム高出力と圧倒的な燃費性能を誇る一台に進化。

更には、新しく搭載されるリチウムバッテリは、バッテリパック構造の見直しなどにより、小型化でリヤシート下へと配置され、ガソリン車同等のトランク容量を確保しているところも大きなポイントになっています。

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